前の人と歩調を合わせる(2020.6.15)
なんとなく、前の人と歩調を合わせて歩くことがある。
帰り道の地下鉄で、
同じくらいの歩幅で。
コツコツ、タツタツ、サッサと重なった音が気持ち良い。
見ず知らずの人とシンクロしているようで、どこかおかしくて、面白い。
歩調を合わせて歩いてることがバレるんじゃないかと少しハラハラ。
そして、心のどこかで安心している。
寂しいのだろうか。
誰かと歩調を合わせて歩くことは、思っているよりも心地よいものだ。
よくよく考えて、誰かと足並み揃えて歩くことって全然したことない気がする。
それこそ小学生とか、そのくらいの記憶。
大人になった今、友達や好きな人と歩調を合わせて歩きたい。
きっと楽しい。
逆に嫌な人でも歩調を合わせれば、なんとなく親しみが湧く気がする。
相手の足元を見て、自分が相手に合わせるのが釈然としない時もあるだろうけれど。
足元を見つめることに、リズムを感じることにきっと意味はあるだろう。