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ほっかいどう暮らし181 函館市 ピカソラーメン

2023年6月10日、函館競馬開催っ!

僕はあまり競馬に興味は無いのですが、ご近所の飲み友達で大の競馬好きのコーイチさん(50代初め)にとっては、待ちに待った日だったらしいです。

先日の金曜日の夜、コーイチさんと僕、同じくご近所の飲み友達のゆういちさん(40代後半)と奥さん達も参加して楽しくお酒を飲んでいた時のこと。

ふと、コーイチさんが

「明日『函館競馬場』へ行ってこようかなぁ」

と言うのを聞いて、つい僕が

「函館かぁ、しばらく行ってないな〜」

と言ってしまったら

いや、行くとは言ってませんけどっ!

しかしお酒を飲んだ勢いとは怖いモノで、明日コーイチさんと2人で函館に行くことになりました...。

翌朝、早い時間に2人で出発。

函館に着いたら、まずはコーイチさんを競馬場で降ろし僕は市内観光とお土産の購入。あまり遅くならないように3時には帰路に着く予定。

お昼ご飯は「せっかく2人で行くのだから、一旦競馬場を出て一緒に美味しいものを食べよう」という話になりました。

朝の国道を走っていると、カーラジオから交通情報が流れてきました。

高速道路の渋滞予想などの後、「新千歳空港のフライトインフォメーション」になり

「本日の運行状況をお知らせします」

と言うのを聞いて、コーイチさん

「ウンコウ状況?...

そ、そんな状況報告いらないからっっ!!

(ご想像にお任せします...)

相変わらずどうでもいい話をしながら車は進み、10時前には函館市に到着。

そのまま競馬場へ向かい

「お昼になったら連絡するから」と約束してコーイチさんと別れました。

その後一人で函館観光に向かいました。

まずは、ほぼ20年振りに伺いました

トラピスチヌ修道院。

厳かで、異国情緒溢れる素敵な場所です。

そこから湯の川温泉近辺を散策し

ラッキーピエロでコーヒーを飲んだり

湯の川電停前の「銀月」さんでお団子を買ったりして、のんびりと過ごしました。

そんな事をしているうちにお昼になったので、コーイチさんに連絡して競馬場前で合流しました。

暖かい日ではありましたが「ラーメンが食べたいっ!」ということで意見が一致、そこでコーイチさん

と言い出す。

へぇ〜、珍しい。いつもなら「ラーメンと言えば山岡家だろぅ」という人なのに、函館のラーメン屋さんはちゃんと調べてあるんだ。

函館といえば、やっぱり「塩ラーメン」。どこのお店に行くのかなぁ、有名な「あじさい」か?それとも「一文字」とか?前に行ったけど行列で食べられなかった「滋養軒」のラーメンも食べてみたいっ。

なんて考えながら、コーイチさんの指示通りに進んでいくと

山岡家かいっっ!!

山岡家さんも美味しいけれど、函館じゃなくても食べられますっ。せっかくここまで来たんだから、函館のラーメンを食べたいっ!!

と強く主張したら、コーイチさん

「なんだ

く、くくくっ...。

それでもコーイチさん

「じゃあ、ずっと前から気になっていた店があるから行ってみようぜっ」

と言うので、向かいましたのは

北海道立函館美術館

...の裏通りにあります


キッチン中華 あじたか さん

「あまり聞いたことのないお店だけど...」と思いながらも入店しようとしたら、お店の前に

ピカソラーメン?ゴッホ丼?!

僕がマジマジと看板を見つめていたら、横からコーイチさんが

「ほらぁぁぁ、気になるだろぉぉぉっ!」

う〜む...確かに気になる...。そこで

僕 「ピカソラーメンってどういうこと?」

コーイチさん 「俺もよく知らないけど、芸術的なラーメンなんじゃないか?」

僕 「ん〜...よくわからない。芸術的ってどう言う意味?」

と質問したら、少しの間考えてコーイチさん

「げっ...

はいはい、余計わかりませんよっ。

「それじゃあ、入って確かめよう」ということで、2人で入店。

案内されたテーブル席でメニューを見ると

「ピカソラーメン」とは角煮と煮卵の入ったラーメンのことらしい。

思ったより普通でしたが、なんだか美味しそうなので僕はピカソラーメンを注文。

コーイチさんは、同じくピカソラーメンと

「ゴッホ丼」を注文していました。

コーイチさんがウキウキしながら競馬場の様子を話しているのを聞きながら待っていると、やってまいりました

ピカソラーメン


澄んだ塩味のスープは、創業以来変わらぬ味なのだそう。こってりした味噌ラーメンに慣れた僕の舌には、一口目、二口目は物足りなく感じましたが、食べ進めるうちに繊細で優しいスープの味を楽しめるようになってきました

なんだか懐かしさを覚えるラーメンです

角煮は柔らかく煮込まれています。ちゃんと味付けされていますが、優しいスープに合わせた控えめな味

煮卵がおいしいっ

ちょっとした遊び心も味のうち

ごちそうさまでした。ちょっと変わったネーミングのラーメン、忘れられない味になりました。

その後コーイチさんを再び競馬場に送り、僕はゆういちさんに頼まれた松前漬けを買いに地元のスーパーへ行ったり

「はこだて柳屋」さんで

うちの妻ご所望の「いかようかん」を購入したりしました。

そんな事をしているとあっと言う間に時間は過ぎ、もうすぐ3時になるところ。

帰る途中のラッキーピエロで、コーイチさんの奥さんが楽しみにしている「チャイニーズチキンバーガー」と「チャイニーズフライドチキン」を買いたいので、コーイチさんに「もう帰るよ~」と連絡。

また競馬場前で待ち合わせし、車に乗り込んできたコーイチさんに「競馬はどうだった?」と聞いたら

「ダメだっ、全然当たらないっ!」

と、かなり悔しがっている様子。そして

コーイチさん 「こんなんじゃ帰れないっ!今日は函館に一泊して、明日第1レースから勝負したいっ!リベンジだっ!!」

と言い出す。そこで

僕 「ん〜、今月は牡蠣を買いに寿都へ行ったり、エスコンフィールドで野球を見たりとお金がかかっているから、今日はおとなしく帰ろう」

と説得したら

コーイチさん 「それなら大丈夫、安いホテルを探しておいたから。2人一部屋で、1人2千5百円」

僕 「ず、ずいぶん安いな...」

コーイチさん 「あ〜、ただその部屋

いやいやいや、コーイチさん...

絶対にイヤですっっっ!!

おしまい


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