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北海道パ酒ポートの旅8 上川町 上川大雪酒造 緑丘蔵

パ酒ポート。それは北海道内の酒蔵やワイナリー、ビール工場などをめぐる大人のスタンプラリー。

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2020-2021版パ酒ポートの参加製造所は17施設。前回までで集めたスタンプは10となっています。

2020年10月。とある金曜日の夜、近所のオヤジ達とお酒を飲んでいた時のこと。僕が「今週は上川町にある上川大雪酒造へパ酒ポートのスタンプをもらいに行ってくるわ」と話すと、そのうちの1人コーイチさん(40代後半)が

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と言ってきた。

僕の車にはナビが付いていないので、コーイチさんが助手席に乗る時はたいていスマホのマップを見ながら道案内してくれるのだが、まぁこれが当てにならない。

ある時は

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今のとこって...先に言えやっ!!

また、ある時は

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惜しいとか言うな〜〜〜っ!!

他にも「ここ曲がれ」と言うので曲がったら

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行き止まりじゃないかー!!

と言うことがしょっちゅうあります。とほほ。

しかし今回はぼ高速道路だし、目的地も高速道路を降りてすぐのところらしいので何事もあるまいと、日曜日の朝コーイチさんと二人で出発。

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のどかな風景を眺めつつ順調に北上。上川層雲峡ICを降りて

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「信号を右、その後突き当たりを左」と言うのでその通りに進む。高速道路を降りてすぐと言う割には、10分ほど走ってもなかなか見えてこない。むしろ

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どんどん道は狭くなっていく。

僕 「本当に道合ってるのか?」

コーイチさん「大丈夫。ナビ通り」

さらに7〜8分走ると

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僕「おいっ!最初のところに戻ったんじゃないか⁈」

コーイチさん「そこ!左折!!」

僕「いやいや、初めから左折してればよかったんでないの?!」

コーイチさん「ドンマイ!」

「自分で言うなやーーー!!」

そこから5分ほどで目的地に到着...。

上川大雪酒造 緑丘蔵

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上川大雪酒造さんは2017年に三重県で製造を休止していた酒造会社を買収し、酒造免許を移す形で上川町に酒蔵を新設。「緑丘蔵」は、同じ上川大雪酒造さんが今年帯広畜産大学内に「碧雲蔵」を開設するまでは、道内で最も新しい酒蔵でした。

上川町を選んだ理由は「流通やコストよりも酒造りの環境を最優先」した為とのこと。

上川地区を含む北海道産の酒造好適米と、大雪山系の麓から採取される良質な天然水を原料に「地元産にこだわった日本酒」を作っているそうです。

実はパ酒ポートのスタンプラリーで最も行ってみたかったのが、この上川大雪酒造さん。10月になると実際に酒造りの様子を見ることができると聞いていたので、ずっと待って今回訪問させていただきました。

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ガラス越しに拝見させていただきましたが、やはり日本酒造りの作業というのは見入ってしまいます。単純作業のように見えて、実は緻密で繊細、かつ重労働。

先ほどまで

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と言っていたコーイチさんですが

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人一倍楽しんでおりました。

この後は隣接するギフトショップへ

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ギフトショップの建物は蔵とは対照的に白を基調としたモダンな外観。

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お酒だけでなく、他にも

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様々な商品が並んでいました。

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ギフトショップ限定「純米大吟醸 雫取り」(税込 5,500円)にも心動かされましたが、今回の目的は蔵の見学ともう一つ

「神川」シリーズの購入。

「神川」

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「神川」とは上川大雪酒造さんが地元限定で卸している銘柄です。上川・愛別町管内の酒屋さんやスーパー、コンビニなどで買うことができますが、ギフトショップやオンラインショップでも取り扱いはありません。つまり「神川」が飲みたければ、上川町か愛別町まで買いに行かなければならない、という事です。

ギフトショップではありがたい事に神川販売MAPを配布しているので

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これを参考に地元のスーパー「ダ・マルシェ上川店」さんへ。

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こちらで「神川 純米」を3本を購入しました。

工場を見学しスタンプを押して、念願の「神川」も買えたのでもう言うことなし。「それじゃあ帰りますか。コーイチさん、帰り道はどっちだい」と聞くと

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おいぃぃぃぃぃっ!!

とりあえずスタンプをもらったので

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全施設制覇まで、あと6!!

おしまい。

パ酒ポートの特典で

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手ぬぐいいただきました。

上川町に通うことになりそうです。

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