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若いころには意識しませんが歳を重ねるにしたがい思い出すのが
「ふるさと」です。
今は開かれた大地ですが、ここに開拓者が足を踏み入れた時は原
始林でした。117年前に入植した時には森林が聳える上に狭い空が
見えたのでしょう。
上士別町は明治35年に開拓者の入植がはじまりでした。
明治37年には奈良の十津川村から吉野団体が2年にわたって大移動
してきました。
当時の夕陽は森林の上に沈んだのでしょう。
同じ場所で夕陽を描いた作品もあります。
この場所から4点描いています。
入植者は五町歩を五年以内で開拓を終えると自分のものになりました。
東京ドームよりも広い土地ですから夢は大きく膨らんだと思います。