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404が終わったら、414が届きました
takanoさんのnoteで知った「414(良い死)カード」が昨日手元に届きました。
MIU404が終わったら、次に414が届くというナンバーミラクルです。
まぁそこまで言うと大げさですが(笑)、でもちょっとした数字の連鎖みたいな偶然が嬉しかった。「こういう順番になる運命だったんだろうな」と、勝手に納得する。
さて、414カード、とは何でしょう?
414カードとは
(以下、記事より抜粋)
あなたにとって「良い死」とは? 静岡県富士市のがん患者支援施設「幸(さち)ハウス」が死生観を考えるきっかけとなる「414カード」をつくり、7月からオンラインで体験会を始めた。
カードは49枚。表には「いい人生だったと思える」「誰かの役に立つ」「呼吸が苦しくない」などの項目が三島市のいしのももこさんの絵とともに描かれている。裏には「あなたにとってのいい人生とはどのような人生ですか?」など、項目を深める問いが書かれている。
プレーヤーは直感で一枚を選び、問いに答える。人に言いたくない時は「心にとどめておきたい」のカードを出す。「あなただけの一枚を作るとしたら」の項目を選んで、新たに「良い死」の条件を作ることもできる。
命あるものは皆、生まれた一瞬から刻一刻と死へ向かって生きてます。
けど、その死へ向かっていく過程で自分の価値観、思い、優先したいものなど、定まっている人は少ないのではないかと思います。
このカードはその「きっかけをつくる」ツールのひとつ。
クラウドファンディング自体は終了していますが、こちらのページに書かれているカード制作の思いがすごく丁寧に書かれていて伝わりやすいと思います。
(文中にとても響く一文がありましたので抜粋させていただきました)
死を見据えない生き方は、死を人生の終末期ととらえます。死を見据えた生き方は、死を人生の完成ととらえます。
皆さんの周りでは、死について話すことはタブーですか?それとも身近ですか?
我が家は認知症の父が人工透析を始める際に、それがきっかけになって死について本気で向き合いました。はっきり言って、大変だった。状況が深刻になってしまったあとで、父とこの話をするのは本当に大変。
私はこうなる前に話し合っておく必要性を痛感したので、今回このカードがもう1度必要だと思ったんです。それはまだ元気な母のために。
それと、自分自身の残りの人生のためにも。
正直私にとってはもう、黒歴史のひとつで読み返したくもないし、紹介する価値ももしかすると無いし、そもそもそうそうこのブログを読んでみようと思う方もいらっしゃらないであろうとも思うのですが、私の古いブログのURLをこちらに貼っておきます。
透析を始めたばかりの父と、「今後、もしもの時に延命措置をするかしないか」について話し合った時のことを書き残しています。(大したことは書いてないけど内容が重たいので閲覧注意)(また、この時お世話になっていた病院は、父が今現在お世話になっている病院とは異なる病院です)
今読み返しても文句と恨み言ばっかりで読むのも嫌だ。見たくない(笑)。
でも、この時はこれが現実だった。本当に苦しかった。真実なのでなかったことにはしない。もう自分には今さら隠すこともないしなぁ。今の私は私のインナースペース全部を、世界に向けて開示してるから(笑)。
と言っても闇雲に開示しているわけじゃなくて、「困った時の誰かの役に立ちてたらいい」。昔も今もその気持ちだけは変わってないです。
どこかで誰かが探しているキーワードに、自分の書き残すものが引っかかってもらえたら。デジタルの文章に残しておくのはそんな理由です。
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takanoさんもnoteに書いていらっしゃいますが、「先生の言うとおりにしていれば本人が幸せになるわけではない」と、私も父を通じてそれを感じる場面に遭遇することが驚くほど多いです。
医療側は、良くも悪くもテンプレートというか、「世間一般に多く見られる良識」的なものの見方と考え方で「こうしませんか?」と患者のこれからについてを提案してくれます。それはとてもまともな事で、決して悪いことじゃないんです。
でも、患者や家族にとっての幸せとはかけ離れている場合も多い。
もし一瞬でも、その提案に違和感を感じたら、その違和感をやり過ごしちゃダメなんです。その違和感は、すごく大切なものなんです、生きている人にとって。自分自身にとって。思い描く幸せにとって。
なぜ違和感を感じるのかを徹底して追求する価値がきっとあります。
414カードは、その違和感を捕まえるための事前の準備だと私は感じました。
価値観、優先順位を決めておく。生きている間は何度でも決め直せる。
けど、決めておかないと直前にしかチャンスはないし、もしかするとそんなチャンスも無いまま人生を閉じる可能性だってあるから。
✴︎
まだこのカードのことは家族に話しておらず、出番があるのかもわからないけど、でもたぶん父とのことを経験した私たちなら、「やってみようか」という流れになるのではないかなぁ、と思っています。
もしその時が来て、もし話せることがあったならば、またnoteにて。
願わくば父とも、こうなってしまう前に414カードやってみたかったなぁ。
★414カードに興味ある方は、幸ハウスさんのブログもご覧になってみてください。
手始めに100問アンケートをやってみるのも、自身の死生観を確認するのにとても良いと思います。