札幌市内でワカサギにまみれる
この春、札幌市内の住たちのわきを流れる星置川で、初めて見る光景に出くわしました。ワカサギの産卵です。
ウグイかと思ったら…
5月、サケ・サクラマスの稚魚を探して、河原をスタート。とっぷりとした中流の流れに魚影を見つけました。
「このくらいの流れにいるのはウグイの大群」のつもりで、水中カメラを向けてみると、動きが違いました。
ウグイならば、よほど慎重に近づかないと散り散りに逃げていくのに、この群れは、それほど敏感に反応しません。
じっくり観察できるので、よくよく見てみると、ワカサギでした。
暗闇の中で川底いっぱいに
群れは、流速の少しゆったりしたところを泳いでいました。これが、日が暮れると、動きがまったく違いました。
水上から川の流れにライトをあてると、ヒラを打った時の反射がきらめいて、ワカサギたちの存在がわかります。しかも、そのきらめきは川幅いっぱいに広がっていました。
水中でみるとこんな感じです。
川幅いっぱいに広がって、砂利底を這うような動き。卵のつぶつぶが川底に落ちているのが見えました。
住宅地のすぐ脇を流れているにも関わらず、海と直接つながっているおかげで、このような野生のイベントに出会えるとは —。札幌市内の川、侮れません。
2021年5月撮影
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?