スナヤツメの産卵のお作法ってどんなの?
5月から6月にかけて、川を歩いているとときどき目につくのがスナヤツメです。
太平洋川の湧水河川のサケ科稚魚の状況を確認するため、苫小牧市のパンケナイ川を調べてきました。
火山の影響が濃い場所らしい白い砂の川底に、ゆっくり流れていく透明な水。あたりが湿地に囲まれていてアプローチが少々歩きにくい分だけ、その流れはとても魅力的です。
川の流れで最初に目についたのが、トゲウオのピョンピョン泳ぐさま、ついで、ニョロニョロと上流に向かうスナヤツメでした。
そのスナヤツメが向かった向かった先に、川底の木で流れが変化してえぐれた窪みがあって、2匹のスナヤツメが「何か」をしていました。
川底の小さな石に吸い付いては動かして、ときどきプルプルと身を震わせるのは、何の行為なのか。きっと産卵に関係ある行動と思うのですが、観察しきれず…。
ちなみにサケ科の稚魚は見つかりませんでした。
日本海側の中の川では5月上旬の行動だったので、条件によってタイミングがだいぶ異なりそうです。
2024年6月2日撮影
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