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イトウとウグイの力関係を考察する
南富良野町の空知川でイトウの稚魚を見てきました。
イトウ保護管理条例があり、地域をあげてイトウが生息する環境を守ってきた結果、一箇所をじっくり観察しただけで、複数のイトウ稚魚を確認できました。
![](https://assets.st-note.com/img/1665404502258-VJ6imhujHH.jpg?width=1200)
イトウの稚魚たちと、ウグイの群れ。最初は、ウグイを蹴散らして、イトウが「オラオラ」と水中のエサを吸い込んでいるのかと思っていました。
ところが、違和感のある行動がありました。
それは、前進していたイトウが、前からきたウグイを避けるように反転して、泳ぎ去る様子です。
![](https://assets.st-note.com/img/1665404585578-wLxhZtgiB1.jpg?width=1200)
最初はただ単に行手を阻まれ、「勢いがついているので、一気に反転した」と思っていたのですが、何回かそのシーンを観察すると、「あ、ウグイが来たからイジメられる〜」と逃げているかのよう。
そう考え始めると、ウグイの群れから抜け出して前に出ているように見えたシーンも、ウグイの群れに追い立てられて、いやいや前進。すると前から別のウグイが来て、反転して逃げ帰る… と捉え直してしっくり来ました。
つまり、このサイズのイトウは、ウグイの稚魚たちより弱かったんですね。
2022年10月9日撮影