帰ってきたサクラマスの静寂を破るもの
琴似発寒川のサクラマスたちは、海から帰ってきているかしら? 6月の終わりに調べてみたものの空振り。今度こそと、7月の河原を歩いてみました。
この時期の琴似発寒川は、濁りがキツい割には、そこを泳ぐサクラマスたちは敏感です。いきなり水に足を入れると、警戒されてしまうので、まずはヤブの中から水面を覗き見。
ここでサクラマスの緑色の背中を複数発見! どうやら群れが入ってきているようです。
ヤブから出て川に入り、なんとか近づきたいところですが、手前になぜかノゴイの集団が... ノゴイに騒がれるとサクラマスの群れも散ってしまいそうです。
とはいえ、接近しないと様子もわからないので、川の中をすり足で進んでみたところ、ノゴイは意外に鈍感。むしろ興味を持って寄ってきている感もありました。
ノゴイ…、なんといいヤツ♡
うっかり、ノゴイにレンズを向けそうですが、目的はノゴイではありません。野太い丸太のようなボディをスルーして、その奥のサクラマスを記録しなければなりません。その画像はこちらです。
きたるべき秋の産卵に向けて、まったりするサクラマスの群れに割り込んでいくノゴイ。面白がっているとしか思えません。
それにしても、サクラマスたちのほんのり桜色は、毎度、きれいです。ことしも命をつなぐことができますように。
2021年7月上旬撮影 水温18度
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