住宅街で稚魚誕生
札幌市西区の中の川は住宅街を流れています。3月から4月は、自然産卵したサクラマスの稚魚が泳ぎ出し、出勤・登校前に「野生と遭遇」できる、とても良い季節です。
地下鉄駅徒歩13分の清流
北海道コンサドーレ札幌の練習場の裏からちょっと上流にいくと、稚魚にとって過ごしやすい流れがあります。とはいえ、三面護岸。わずかな緩流帯で、一生懸命ごはんを食べています。
バス通りのわきで
風で飛んできた生活ゴミやら、誰かが投げ込んだアダルトグッズやらが、河原にちらばっています。それでも元気に泳ぐサクラマスの稚魚たちの姿を見ると、野生のたくましさを讃えずにはいられません。バス通りの横でサクラマスの命のサイクルが続いています。
こういう流れにも
住宅街のどまんなかで、支流の西野川が分かれています。この川、一言で言えば、「ひとまたぎできる清流」です。去年、若手の研究者がこの川のサクラマスの産卵状況を徹底的に調べていました。その努力に敬意を表して、稚魚を探してみると、見つかりました!。コンクリートの溝の中にいました。なぜか、中の川本流よりも大きな稚魚が見つかりました。
2020年4月21日