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野球ありがとう。ベイスターズありがとう。③
大洋ホエールズというチーム
自分にとって生まれて初めての野球観戦は、川崎球場での「ロッテVS太平洋」ダブルヘッダーでした。おそらく観衆は1000人くらいだったのだと思います。がらんがらんでした。
2回目の野球観戦も前回とおなじ川崎球場でしたが、お客さんは満員でした。なぜなら、対戦カードが「大洋ホエールズVS読売ジャイアンツ」だったからです。
川崎球場は、ロッテと大洋の2球団が主催試合を行う球場でした。今思えば、そのころが川崎球場の全盛期だったのかもしれません。
全盛期と言っても、満席になるのは読売戦だけだったみたいですが。
ドル箱の読売戦だけは他のカードよりも入場料が高く設定されていて、「稼げるときに稼いでおく」というやり方なのだなぁと子ども心に思ったのを覚えています。
満員のスタンドで見るナイターに小学生の私はテンション爆上がり。王がホントに一本足打法で打っていることに興奮していました。
となりで父親が大洋を静かに応援していたので、読売の選手しか知らなかった私も、なんとなく大洋を応援しながら見ていました。
大洋のユニフォームはオレンジとグリーンの「湘南カラー」。小学生の私はこのユニフォームのほうが読売のものよりカッコいいと思って見ていました。そのユニフォームを着た山下大輔というイケメン選手が大きな歓声を浴びていました。
シピン、ボイヤーという外国人選手が活躍して、その試合はたぶん大洋が勝ったと思います。記憶はかなりあいまいですが。
で、なんとなく私は読売から大洋に「鞍替え」をしたのでした。
それが私と大洋ホエールズとの出会いです。
…いや、その前にアニメ「巨人の星」の中で左門豊作という選手が所属していたのが大洋ホエールズでした。正確にはそっちが大洋と私の出会いだったのかもしれません。
まあそんなこんなで、この川崎球場のナイターから私は、「好きな野球チームは?」と聞かれたら必ず「大洋!」と答える人になりましたとさ。めでたし、めでたし。
野球ってホントに楽しいですね~。
読んでくださったあなた、ありがとうございました! ではまた。(④に続く?)