北海道の岬めぐり22 トフケナイ岬
トフケナイ岬
国道243号の終点が厚床で、国道44号に繋がります。
厚床には根室本線の厚床駅があります。
大正14年に厚床停車場から中標津市街までの48.3キロの馬力による植民軌道が敷設されました。
国道44号を東にひたすら走ると、道の駅スワン44ねむろが見えてきます。
道の駅に入ると風連湖が見れて野鳥観察の望遠鏡が設置されています。
温根沼大橋を渡ると、いよいよ根室半島に入っていきます。
国道は根室湾に沿っており最初の岬となるトフケナイ岬に到着します。
岬と言っても観光といえるものではなく、根室市にある24か所のチャシ跡の一つチャルコロフイナ2号チャシ跡があります。
チャシ跡としては珍しく、多重の堀と複数の郭で成り立っておりアイヌの築造の歴史を知ることができます。アイヌのシャチを研究している人には貴重な現地視察となるでしょう。
「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的な用途で使われていたとされます。
トフケナイ岬では根室湾の海が良く眺められます。