北海道の山めぐり31 天塩岳
天塩岳(てしおだけ)
天塩岳は標高1,558mの山で、北見山地の最高峰です。
渚滑岳(しよこつだけ)、ウエンシリ岳などとともに天塩岳道立自然公園に指定されています。
天塩の地名は梁を意味するアイヌ語の「テシ」が由来といわれており、天塩川中流には岩盤がせり出し、梁のようになっているところがいくつかあるという説です。
天塩岳は国内4位の長さをもつ天塩川の水源です。
私が子どものころ、この天塩川の氾濫に脅かされていました。
今でも「堤防がきれたドー」という声が脳裏に残っています。
岩尾内湖は「天塩川」を堰きとめたダム湖ですが、完成したのは1971年(昭和46年)でした。
岩尾内ダムを建設するに当たり、173世帯にも上る家屋、水田12.5ヘクタール、畑地122.9ヘクタール、山林211.8ヘクタールが水没することになり、道内では金山ダム(空知川)の251世帯に次ぎ、桂沢ダム(幾春別川)と並ぶ大規模なものでした。
日本二百名山、および北海道百名山に選定されています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?