予告 北海道のむかし話
北海道には本州のような形で、古くから伝わる民話が残されていません。
しかし、文字を持たなかったアイヌ民族は、神話を後世への言い伝えとして語りつないできました。知里幸恵は金田一京助に出会い、神話をローマ字で綴り残しました。
また、鎌倉時代に入り道南の渡島半島に初上陸した和人(日本人)たちが、アイヌの人たちに自慢げに語った「義経伝説」が伝わっていました。更に、松前藩時代に地域で語り継がれてきたむかし話もあります。
そうして、明治に入り新天地を目指し開拓の歴史を築き上げてきた人たちのむかし話もあります。
「むかし話」には、かつての北海道の暮らしを、長い時間をかけて生きのびてきた言葉の持つ豊かなリズムがあります。
庶民や動物たちが活躍する素朴な「語り」を130編ほど掘り起こしてみました。その中からアクセスの多かった「むかし話」を紹介したいと思います。
基本的に週に一回、日曜日に投稿します。
第一回目は12月24日です。
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