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北海道のむかし話43 積丹岬の女郎岩

積丹岬の女郎岩

積丹半島の突端にある女郎岩は、シケオショラウシと呼んだ。

このシケオショラウシとは、神様が荷物を棄てたところという意味であるが、この岩を女郎岩と呼ぶようになったのは、

昔、義経が、兄の源頼朝に追われて、この地まで落ちのびて来て、酋長の家に隠れ住んでいるうちに、酋長の娘シララ姫と恋仲になったが、追手がせまって来たので、ある夜、義経はシララ姫に知らせず、こっそりとと舟をだしのがれていった。
これを知ったシララ姫は、義経を恨みながら身を投げ命をたった。

それがこの女郎岩になったという。


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