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観光客が行かない奥尻町の旅・前編
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奥尻村の失われた風景 (昭和39年)
1960年代の半ばに北海道の民放テレビ局が制作した
「新たに視聴区域となった市町村の紹介番組」フィルムを見ました。
昭和39年、東京オリンピック前後の映像ですから、今は失われてしまった町や村の風景です。
この「失なわれた風景」と題した映像を紹介します。
奥尻村 1964年(昭和39年) 8分 白黒 音声なし
映像は列車(準急おくしり)が駅に到着するところから始まりました。
この駅がどこなのかは映らず、列車を降りた人たちはフェリー「おくしり丸」に乗り込みました。
この風景になる駅は現在はありません。
想像ではありますが、奥尻までのフェリーが現在出ているのは江差と瀬棚ですから列車はこのいずれかではないかと思います。
いずれの町にも現在鉄路はありません。
上空からの映像に変わり奥尻の町が映されます。
そうして、フェリーが港に到着し下船。
また、映像は上空に変わり市街地から内陸に入っていきます。
奥尻の町は、山に囲まれた狭い平地に市街地が固まっていることがよく分かります。
澳津神社
澳津神社の祭り風景です。
薙刀の神楽を披露しており、松前神楽が伝統として引き継がれております。
行列には自衛隊のブラスバンドと変わったところで海上自衛隊の手旗信号の行列がありました。
鍋釣岩(なべつるいわ)
鍋釣岩は、奥尻島のシンボルですが半世紀前も同じ姿で登場でした。
トップの写真です。
賽の河原
最後は道南霊場「賽の河原」でした。
奥尻島の北、稲穂岬にありますが石の海岸で海難犠牲者、水難溺死者などの慰霊のために石積がされています。
江差の笹山稲荷神社、せたなの太田神社、八雲の門昌庵、恵山の賽の河原とともに道南五大霊場の一つとして知られます。
上空にもどり、奥尻の町から入り江の一角映像で終わりました。
以上