厚岸の大きなあさりでイタリアの地方料理を作ったこと。
釧路の東、根室の西に厚岸があります。
牡蠣の産地として、その名を聞いたことがあるかもしれませんね。
とりわけカキエモンは日本で最初にシングルシードという養殖法で、身が丸くて厚い牡蠣を実現したことで有名です。
その厚岸のアサリは低い温度でゆっくりと、たくさん餌を食べながら育ちます。大きいのは、はまぐりほどの大きさです。道産子もびっくり!
ご近所の魚屋さんで。このお店では、たいていこの大きさです。うっかりすると、バットの中で歩いているやつがいるそうです。
このアサリで「イタリアの地方料理」から、1602 ナポリ風ヴォンゴレ(カンパニア州のレシピ)を作りました。
ニンニクとイタリアンパセリ、トマトとアサリでさっくり作るシンプル料理です。
「開かないアサリはつまり死んでいるので取りだして捨て」」、とか、
「(皿に盛りつけず)鍋のまま食卓へ」とか。
こういうレシピの書き方は楽しくていいなと思います。
イタリアンパセリはたいそう高いので(ちょっぴりで280円!!)
普通のパセリを使いました。
イタリアンパセリのほうが甘い香りがして、味はやさしいです。
トマトは余市のフルーツトマト。まだ甘味は弱く、酸が強く、若々しい味です。なので、ちょっぴり砂糖を加えます。
何よりも、アサリの大きさが違います。ヴォンゴレは小さくて味がきゅっと濃いのですが、厚岸のアサリときたら、もしかしたらその1.5から2倍も大きいかも。詰め物もできそうな大きさです。
でもね、味はしっかり濃いし、いいんです。
それで、北海道とカンパニアがフライパンの中で出会った料理になりました。
(スパゲッティに和えてみましたよ)
そしてきょうはイタリアに、ユーロ2020優勝おめでとう!!!!の記念投稿でした。
ほかいどーより愛をこめて。
「イタリアの地方料理」のことはこちらで。