にしむテクノ

■きっかけ
コロナ禍の自粛期間において、私は非常に時間を持て余していました。
営業職ですが出社含めて外出が原則禁止になってしまったので、元々通勤往復に要していた約4時間が丸まる自由時間に代わりました。
その中でライフスタイル革命は、19:30~23:30(夕飯後~就寝準備まで)のゴールデンタイムに起こりました。余りテレビは見ない私が行きついた結論は、Instaliveです。

InstaliveとはInstagramのユーザーであれば誰でも使用できるLive配信機能で、コロナ禍の自宅待機期間ではジャンルを問わず著名人のLive配信が増えました。その中で私がハマったのが、サカナクションの配信でした。
元々私は「各アルバムの半分くらいの曲は知っている」というプチハマりくらいの状況でした。それが何故、自粛期間中に沼にハマってしまったのか。理由は上にも記載している通り彼らのInstaliveがきっかけです。下の表をご覧下さい。

画像1

これはサカナクションのInstalive(と、Youtube,ラジオ,テレビ番組なども含)の放映カレンダーです。一目見て、非常にバリエーションが多い事が分かるかと思います。

ざっくりジャンルを分けると、以下の通りです。
・過去のサカナクションのライブの配信(Youtube)
・Vo.山口一郎との対談系(vs サカナクション界隈の方々 or 視聴者ランダム)
・DJ配信 (サカナクションDr.江島啓一、NF 青山翔太郎, DJ MAA , 黒瀧 節也)
・その他(一郎のゲリラアコースティックライブ、雑談、などなど...)

できるだけ時間がある際(Web飲みなどが無いとき)は見るようにしていますが、特に私の心を突き動かしたのはDJ配信。彼らの幅広いジャンルの選曲に魅せられていきました。

そこで今回は、テクノ、そしてハウスミュージックをより味わい深いものにするために、体系的な理解を開始するに至りました。

■テクノについて
一言でいうと、エレクトロミュージックハウスミュージックのmixと理解しています。エレクトロは1970年代のYMO(坂本龍一さんでお馴染み),クラフトワークのような電子音ピコピコ系の音楽。ハウスミュージックは一言で説明するのが難しいですが、元々はシカゴのゲイクラブ 「ウェアハウス」が発祥です。社会的に、ゲイやLGBTなどに対する社会的差別解消を目的とした事から一定の評価を受けていました。

Rydeen - YMO


ハウスミュージックがシカゴとデトロイトと行き来する中で、ホアン・アトキンスデリック・メイケヴィン・アンダーソンの3人が大成したジャンルです。(ホアン・アトキンスはその頃既にエレクトロというジャンルである一定の名声を得ていたといいます。)
そして、1988年 英 ヴァージン・レコードがデトロイト特集を組んだ際、インタビュアーの「あなたたちの音楽をどう呼んだらいいのか」という問いにホアン・アトキンスが「俺たちはテクノと呼んでいる!」と答えたそうです。そのインタビュー内容に呼応する形で、アルバムには"Techno! The new dance sound of Detroit"と名前が付けられ、全世界で600万枚の大ヒットを記録しました。

Techno! The New Dance Sound of Detroit (1988) FULL ALBUM


その後、デトロイト産のテクノは、1988~91年にイギリスで盛んとなったセカンド・サマー・オブラブと名付けられたドラッグとアシッド・ハウスが結びついたムーブメントを契機に、イギリスへも流れ込んでいく事となりました。そして、イギリスからヨーロッパ全土へ拡大して行く中でテクノが地元の文化と融合していき、ハードコア、ジャーマントランス、ガバ、トランスのような新たなジャンルへと派生していきました。

■テクノのジャンルについて
テクノのジャンルに関しては、下記サイトを中心に勉強しました。

iFLYER【今さら聞けないダンスミュージックのジャンル】各ジャンルの名称、特徴は?【テクノ編】
https://iflyer.tv/article/2019/05/09/dancemusic-genre-002/
この中でも、特にハマりそうなジャンルを今回はピックアップしたいと思います。

①ミニマル・テクノ
1990年代初頭に Robert Hood(ロバート・フッド)と Daniel Bell(ダニエル・ベル)によって作られたとされています。特徴としては、メロディーが極端に少なく、同じフレーズが延々と繰り返される中でリズムや音のインパクト重視が重視されます。

Jeff Mills - Call Of The Wild

Robert Hood - The Greatest Dancer

ミニマルはBPMが130くらいなのでどこかゴツすぎない印象を持っています。(トランスやドラムンベースとなると、速すぎて体が受け付けない) 後述しますが、もう少しハウスミュージック寄りの、ミニマル・テックハウスも結構好みです。
これが例として適切なのかどうかは分かりませんが、トランスも貼っておきます。速いものだとBPMは150くらいにまでなります。

【作業用BGM】かっこいいトランスBGM Cool trans BGM

②アンビエント・テクノ
Ambientは直訳で"環境の"とか"周囲の"という意味です。そもそもがレイヴが終わった後の早朝のチルアウト音楽ということで、非常にゆったりした曲調です。通常のテクノに比べて、シンセサイザーやドラムマシンの音を不明瞭にしています。寝る前とかに聴くとリラックスできる曲調です。

Aphex Twin - Flim

■ハウスミュージックのジャンルについて
実はテクノについて調べる前に、ハウスについても少し調べていました。サイトは先ほどと同じく、iFLYERさん。
iFLYER【今さら聞けないダンスミュージックのジャンル】各ジャンルの名称、特徴は?【Part.1/ハウスミュージック編】
https://iflyer.tv/article/2019/04/30/dancemusic-genre-001/
特徴に加えて代表的な曲例もあるので、イメージを掴みやすいと思います。ハウスミュージックで好みだったのは、以下2種類でした。

①フレンチ・ハウス
90年代半ばにフランス人のアーティストによって確立されたジャンルです。古いディスコのループとハウスビートが混ざっているのが特徴です。

Daft Punk - One More Time [HQ]

この曲はCMなどでも使われており、有名かと思います。

②トライバル・ハウス / アフロ・ハウス
世界の民族音楽とハウスを掛け合わせたサブジャンルです。個人的にはハウスミュージックの中では1番好きです。パーカッション部分が民族楽器になっている曲とかが分かりやすいです。

Osunlade - Butterfly (Phil Asher's Restless Soul Vocal Mix)

この曲だとディープハウスっぽい感じでソウルのボーカルが入るのですが、個人的にはテックよりの方が好みです。(そうするとパーカッションが電子音になってしまうので、Tribal感としてはイマイチなのかもしれませんが、、)

IV35 Osunlade - Envision (Âme Remix) - Envision Remixes EP

Envisionとかはとても好きです。ソウルのボーカルがメインになるというよりかは、あくまでも一つのフレーズの選択肢として用いられるパターンの方が好みかもしれません。

■テクノ×ハウス(テックハウス)
ジャンルは細分化しており、テクノとハウスの間のような区分けも存在します。(そもそもテクノにもハウス要素はあるはずなので、50:50かどうかは微妙だと思います。) 

①ミニマル・テック・ハウス
上で説明した、ミニマル・テクノよりもハウスよりなジャンルです。更にゴツゴツ感を消して、洗練されているイメージがあります。NFのDJで聴く曲調に凄い近い気がします。(知らんけど) 

Countach (Original)

②ディープ・テック・ハウス
そもそもディープ・ハウスが私には余りハマりませんでした。恐らくソウル要素が強いためだと思いますが、テクノ要素が加わることによって好みに近づいている気がします。ミニマル・テック・ハウスと比べると、、曲のキレい目感、ディープハウスのジャズチックな要素ソウル要素、、などが異なる部分かと思いますここはまだよく分かっていません。

Terry Lee Brown Jr. - Edge of space

Kadena - Kawabata

誰なんだろうこのKwabataって、、これも結構サカナのインストとかに近い気がします。

■まとめ
以上です。書いたことはwikiやら他のサイトの受け売り+私の偏見盛り盛りです。上に書いた好みのジャンルを中心に深堀をして、Playlistとか作成できたらなと思います。

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