ヨメが髄膜腫に
どうもおかしいとは思っていた。
言葉のキャッチボールができない。
受け答えがトンチンカン。
素人目線で、ひょっとして若年性認知症?と、近くの診療所を受診したところ、すぐに市内の大きな病院を紹介された。
そこでMRI撮影してもらい、画像を持参して再び診療所を受診。
先生が画像をみるや、「これは・・・」とヨメと私の顔を見て、「もう、言ってしまうよ」と。
「ここに大きな腫瘍があって、主症状はほとんどこれが原因。一日も早い手術が必要だから、これから入院のアポイントを取ります」と、次の日にヨメさんが県内の基幹病院に入院した。
どうでもいいことだが、安倍前首相が銃弾に打たれ、緊急で運ばれたあの病院だ・・・。
諸検査を行うため、手術まで2週間を要した。
患部の画像を立体的に把握し、遺漏のないようオペの方法が慎重に判断された模様。
Doctorよりカテーテル挿管と摘出手術の説明が行われたのが丁度入院してから1週間後。
さらにその次の週の半ばにカテーテルが挿入され、腫瘍に供給される血管の血流が止める施術。14:30くらいに開始されて、病棟に帰ってきたのは18:00くらいだっただろうか・・・。
その二日後に摘出手術が行われた。
9:00にサインインし、約11時間後の、20:30頃に主担当医からオペの説明があった。
画像を見たところ、当初の予定を完遂できたものの、脳梗塞や脳に損傷があるかもしれない、それは様子をみていく、とのことだった。
症名は骨髄腫。悪性腫瘍の可能性は低いが、生体検査で明らかにしていくとのこと。
オペが先週の金曜日だったから、明日で1週間が経過するが、急ピッチで体調がよくなってきている。
トンチンカンさや、しゃべるのも億劫ではなくなり、LINEも脈絡に沿っている。
現代の医療は本当にすごいな、とつくづく思う。
と同時に、10数時間も手術を行うDoctorの理論上の冷静さの継続と集中力にはほとほと感心させられた。
感謝するほかない。
気付かないうちに、今朝の空はもう、秋の気配が漂っていた。