東大寺南大門と金剛力士像【EOS R6mⅱ】
東大寺の南大門。
創建時の門は平安時代に大風で倒れ、現在の門は鎌倉時代に再建されたもの。1199に上棟し、1203年には金剛力士(仁王)像とともに竣工した。
国内最大級の重層門。
この立派な門に安置されているのが運慶・快慶作の金剛力士像、阿形と吽形像。これらを「なら燈花会」に行ったついでに顔と足元の部分を写真に収めた。
残念ながら吽形のお顔は、前面のネットにピントが合ってしまった。
〈阿〉字は口を開くと最初に出てくる音で、梵字アルファベットの最初の字。いっさいの字、いっさいの音声はaを本源とするから、a字は諸法の根源を表すという。
〈吽〉字は口を閉じた最後の音で、諸法の終極を表すという。
つまり、〈阿吽〉の2字をもっていっさいの存在者が生起する根源たる実相(諸法の存在論的根拠たる存在そのもの)=宇宙を表し、智慧をもって迷いを破してその本源へ帰滅すべきであるという存在の真実を表現している、とされています。
うーん、難しいなあ。
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