ラジオ深夜番組履歴書
<プロローグ>
講談社文庫で「小説履歴書」というキャンペーンがありました。
今まで読んだ小説を三つ選んで、自分なりに紹介するものです。
これをAMのラジオ深夜番組でしてみました。
なお、FMのラジオ番組は下記の記事をご参照下さい。
1. 誠のサイキック青年団
略称「サイキック」。
パーソナリティの北野誠と竹内義和が、ありとあらゆる話題を語り合うABCラジオの毎週日曜日25時〜26時45分のトーク番組。
1988年4月3日〜2009年3月8日まで放送された。
1997年頃から聴き始めた記憶がある。
深夜のローカルゆえにギリギリを攻めたトークが非常に面白かった。
独断と偏見で「決め打ち」するので、常々「オモロイけど危ういなぁ」と感じていた。
結局、その予感が的中してしまった。
2009年3月15日は、番組開始時刻の25時に「諸般の事情で前回3月8日分の放送をもって最終回」とのアナウンスが流れ、その後BGM音楽が番組の終了時間まで繰り返される異様な放送内容だった。
その時、むかし偶然に聴いたモスクワ放送で流れていたオルガンの音楽を思い出した。
今となれば、貴重な体験だった。
2. ABCアシッド映画館
通称「アシッド映画館」。
パーソナリティの平野秀朗と鳥居睦子(ムッちゃん)が、映画を紹介するABCラジオの毎週土曜日の深夜番組。
1993年4月〜2009年11月まで放送された。
この番組も「サイキック」と同様、1997年頃から聴き始めた記憶がある。
映画の紹介は、平野が口上を述べたうえで、ムッちゃんが「フフン」という上から目線のエラそうな相槌を打ちながらトークすることが基本になっていた。
二人の独断と偏見で批評されるので、有名無名は関係なく「面白いか否か」が基準になっていた。それが良かった。
この番組を聴いてから、紹介映画を観て面白くなかった映画はなかった。
もう、こんな映画紹介の番組は現れないだろう。この番組を聴けて本当に良かった。
3. 月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力
通称「深夜の馬鹿力」。
パーソナリティの伊集院光が、自分の興味のある様々な話題を面白おかしく独り喋りをするTBS系ラジオの毎週月曜日の25時から27時までの深夜番組。
1995年10月9日から放送されていて、2020年頃からラジオ関西で聴いている。
寝てしまって聴けなかった時は、YouTube で再視聴している。
便利な世の中になったと感謝している。
<エピローグ>
ラジオ番組も、他のものと同様、かなり癖のあるものが好きだったことが分かった。
でもこれが、自分の人生を彩ってくれたきとに感謝している。
<了>