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炭酸履歴書


【プロローグ】

 炭酸が大好きです。

 あの「のどごし」がたまりません。

 そこで、私の「炭酸履歴書」を残しておきたい思います。

【駄菓子屋さんのラムネ】

 小学生の時は、近所の駄菓子屋さんで玉詰め瓶の「ラムネ」を愛飲しました。
 おばちゃんに玉押しで栓を開けてもらうと、少しでも溢れないように急いで口をつけました。
 このエッセイを書いていて、のどごしの快感を、もう小学生の時に知っていたと分かりました。

【パン屋さんのチェリオ】

 中学生の時は、部活帰りに学校近くのパン屋さんで「チェリオ」を愛飲しました。
 一気飲みをすると、乾ききった喉に炭酸の刺激がとても快感でした。
 チェリオはファンタより容量が多かったので、味よりも量を優先しました。
 ちなみに、グレープ味が好みでした。

【校内自販機のメッツ】

 高校生の時は、校内の自販機で缶の「メッツ」を愛飲しました。
 お弁当を食べながら飲みました。
 炭酸が強く、美味しかったです。
 当時は、グレープフルーツ味一択でした。

【自販機のカルピスソーダ】

 高校卒業後は、「カルピスソーダ」を愛飲しました。
 大好物のカルピスとソーダが合体した炭酸飲料です。
 飲まずにはいられない、でした。
 特に、社会人になってから始めた献血の後、最初の一杯はコレで、水分補給とともに自分へのご褒美でもありました。

【堂島サンボアの角ハイボール】

 アルコールを嗜むようになると、ビールとともにハイボールを愛飲するようになりました。
 特に、堂島サンボアの「角ハイボール」には魅了されました。
 この美味しさは、ウィルキンソンの炭酸と仕上げのレモンピールが肝だと思います。
 自宅では缶の「トリスハイボール」を愛飲しています。
 缶ではこちらの方が好みです。
 口が悪い友人には「貧乏舌」と言われますが、自分の味覚を大切にしています。
 価格や他者評価は、全く関係ありません。

【エピローグ】

 このエッセイを書いていて、炭酸飲料にも自分の履歴があることが分かりました。
 機会を与えて頂いたアサヒ飲料さんに感謝するとともに、いつか部分的な「履歴書」ではなく、包括的な「自分史」を認めることができればと願っています。
                 <了>