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犬が苦手な最大の理由

 物心がついた頃より犬が大の苦手だった。

 目が合えば、必ず吠えられ、噛まれそうになる酷い仕打ちを、幼い頃からずっと受けてきた。

 その理由を、人相ならぬ「犬相」が悪いからだと自分自身に言い聞かせ、納得させてきた。

 ところが、2025年1月3日の読売新聞オンラインの連載小説「家康と七人の忍び」のなかに次の記述があった。

  "もとより犬は忍びの大敵である"

 この一文を目にした時、私が「無類の忍者好き」で「犬が大の苦手」であることが繋がった。

 そうだ! 私の遺伝子の中に「犬は大敵」という情報が刻み込まれているのだ!

 これが、犬が苦手な最大の理由である。

 だから、犬と関係が修復することは絶対にない。

 私の犬相が悪いのではない!

 もともと犬とは、敵対する相手なのだ!

 連載小説の著者の「佐藤賢一」さんに深く感謝します。

 誠にありがとうございました。
                 <了>