【3ー7限目】1996年「保険業法改正」ってなんやったん?
平成8年(1996年)の「保険業法改正」は、日本の保険業界において、最大の転換期かもしれない。
これは、金融業界の大改革「金融自由化(日本版金融ビッグバン)」の流れの中で起きた。
それまでの金融業界はこれまでの講座でお伝えしたとおり、商品競争ができなかったり新規参入ができなかったり、国に守られた業界だった。
それが大きく変わったわけだ。
保険業界の大きな変化をざっくりみてみよう。
その結果、何が起きたかというと、
消費者に「保険商品を比較・検討する」という概念が芽生え、「ほけんの窓口」など保険ショップのような業態が生まれた。
「東京海上日動あんしん生命」のような損保系生命保険会社、「ソニー損保」のような通販型の保険会社、「ライフネット生命」のようなネットの保険会社、などいろんな保険会社が出てきたのもこの時期から。
「第一生命が、損保ジャパン(損害保険)やアフラック(第三分野)の保険を販売するようになった」みたいなこともこの時期から。
他にも大きな変化が・・・
保険会社の破綻や合併だ。
次の講座は、
【3ー8限目】保険会社って潰れるの!?
やで~