【2−20限目】生命保険の6つの形をむちゃカンタンに説明
生命保険は「人の生死」の保険。
「死んだらいくら」「生きてたらいくら」ってこと。
よく耳にする
「貯蓄タイプ(積立型)の保険」っていうのは、
「保険をやめたときのお金(解約返戻金)」や、
「保険が終わるときにもらえるお金(満期金)」を目当てにして加入する保険やで。
「掛け捨ての保険」っていうのは、
解約返戻金や満期金がない、もしくは目当てにしてない保険やで。
さて、
生命保険は大きく6つの形に分けることができる。
「30歳の夫(子ども0歳)が加入した」という例で、むちゃざっくりと説明するね。
①定期保険
期間を定めた死亡保険。
≪保険料例≫9,000円/月(60歳まで)
「定期預金」と勘違いして、貯蓄できると思ったらあかんで。
②収入保障保険
定期保険と同じく、期間を定めた死亡保険。
ただし、保険金の受け取り方が違っていて、「亡くなったときから満了日まで、月々いくらずつ支払われる」というもの。
一般的に、必要な保険金額は年齢とともに少なくなっていい。
というのも、この人が30歳で亡くなったら、子どもが保育園~大学卒業までの教育費と生活費が必要だけど、一方で、30年後は子どもは独立してるよね。
「必要な時に必要な金額の保障」という合理的な保険やね。
≪保険料例≫3,000円/月(60歳まで)
定期保険と比べて、死亡リスクの高い時期にトータルの保険金が抑えられているから、保険料はグッと安い。
③養老保険
定期保険と同じく、期間を定めた死亡保険。
それに加えて、満期時に払い込んだ保険料と同じぐらいのお金が受け取れるで。
つまり、死んでも生きても受け取れるってこと。
≪保険料例≫83,500円/月(60歳まで)
途中で解約したときは払ったお金の一部が戻ってくる。
④学資保険
「子どもの保険」と思いがちだけど、親の生死にかける保険やで。
死んでも生きても受け取れる保険。
保険金を受け取る時期が子どもの年齢に合わせて決められている以外、養老保険によく似てるよね。
≪保険料例≫83,500円/月(50歳まで)
途中で解約したときは払ったお金の一部が戻ってくる。
⑤終身保険
一生涯の死亡保険。
生きている限りずっと保険料を払い続けるパターンと、
〇歳までに保険料を払いきって一生涯の保険を手に入れるパターンとがあるよ。
≪保険料例≫67,000円/月(60歳まで)
途中で解約したときは払ったお金の一部が戻ってくる。
⑥個人年金保険
生きてたら自分でお金を受け取れる保険。
◆生きている限りずっと受け取れる「終身型」と、
◆生きている限りやけど、受け取る期間の最長が10年とか決まってる「有期型」と、
◆受け取る期間が決まっていて、受け取っている最中に亡くなっても遺族が残りを受け取れる「確定型」
があるで。
≪保険料例≫83,000円/月(60歳まで)
途中で解約したときは払ったお金の一部が戻ってくる。
【おまけ】変額保険
保険会社が金融商品(株・債権・外貨)で運用することで、死亡保険金が増えたり、解約返戻金や満期保険金が減ったり増えたりする。
◆終身型(終身保険と同じ形)・・・解約返戻金は増減するよ。
◆有期型(養老保険と同じ形)・・・解約返戻金や満期保険金は増減するよ。
◆定期型(定期保険と同じ形)・・・保険期間満了時に、死亡保険金の上振れ部分を受け取ることができるよ。
まとめたシートも作ったよ~
はい、今回は終わり~
次は
【2−21限目】「収入保障保険」と「就業不能保険」はぜんぜん違うで
やで~
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