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【4ー3限目】保険代理店の手数料をのぞいてみよう

保険ショップや銀行で「保険の相談無料です!」って、どうやって儲けているのだろうか?

保険ショップも銀行も保険代理店。
保険代理店は、保険会社から販売手数料をもらうことでビジネスしているで。

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ではいったい、保険代理店はどのぐらいの手数料をもらっているんだろう??

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手数料率は、
・保険会社
・保険商品
・保険代理店に対する保険会社の評価
・販売強化期間(キャンペーン

とかで大きな差があるよ。

例えば、同じ保険会社の医療保険が「A代理店では手数料率120%、B代理店では60%」みたいなこともある。

代理店からすると、手数料率が高い保険商品を販売したいよね。

ちなみに、2000年代は「中立・公平な保険選び」という保険ショップのCMもあったけど、2010年ごろから「中立・公平」と言ってはいけなくなった。
「中立・公平」を証明するのは、正直ムリよねって話。
(保険代理店や担当者の方針によって異なるよ)

ということで保険代理店は、
・正直に「この保険商品を売りたいんです」と伝える
か、
・なぜこの商品を提案したのか、根拠をしっかり伝えて記録する
か、どちらかしないといけないルールがあるよ。


・・・


もう少し踏み込んで、私たちが保険の契約をしたら、どのぐらいの手数料が入っているのか事例を見てみよう。

<月々25,000円の保険料を支払う契約をしたAさんの場合>
医療保険(保険料5,000円/月)・・・5,000円×12カ月×100%=60,000円
終身保険(保険料20,000円/月)・・・20,000円×12カ月×80%=192,000円
保険代理店には【252,000円の手数料】が入ったよ~

生命保険は、契約したとき大きな手数料が入るよ。
ということもあり、生命保険をメインに扱う代理店さんは、一度契約すると「契約後のアフターフォロー頑張ろう!」というモチベーションにならないことも多い。

<月々5,000円の自動車保険を、毎年更新しているBさんの場合>
自動車保険(保険料5,000円/月)・・・5,000円×12カ月×15%=9,000円
更新手続きをしてくれる保険代理店に【毎年9,000円の手数料】が入っているよ~

損害保険は、更新のたびに手数料が入るよ。
損害保険をメインに扱う代理店さんにとって、更新手続きはかなり地味で大変・・・でも、堅実に収入が入ってくるね。
「契約を更新してもらうこと」が大切だから、契約後のアフターフォローを頑張っている代理店さんが多い。


また、生命保険を販売したときの手数料の受け取り方はいろいろあるで。

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基本的に、I型よりL型の方が受け取れる手数料の総額は多くなるよ。


ざっくりと、
保険代理店ビジネスのしくみでした。

次の講座は、
【4ー4限目】ファイナンシャルプランナーってなに?
やで~
おたのしみに~

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