【2-25限目】「女性向け保険」ってどうなん?
出産に関することや、20代でもがんの発症が珍しくないことなど、不安に思う女性は多い。
そこで、「女性特有の病気に備えましょう!」というピンク色のパンフレットを見ると、「入らないと!」ってなる人も多いよね。
・・・
そもそも、「女性向け保険」ってなんなのか?
というと、「女性疾病特約」を医療保険に加えたものやで。
女性疾病特約を一言でいうと、
「医療保険」の入院給付金の日額を”上乗せするだけ”の特約。
例えば、
「入院給付金の日額5000円に加えて、女性疾病だと5000円上乗せ」
みたいなかんじ。
商品によっては、手術給付金も上乗せするものもある。
あえて「上乗せするだけ」って言ったのは、
もとの「医療保険」でも、女性疾病もちゃんと保障してくれるから。
そう、保障される範囲は変わらないんよ。
ちなみに、上乗せされる「女性疾病」の範囲は、保険商品によって異なる。
例えば、
◆女性特有のがん(子宮がん、乳がん)
◆女性特有の病気(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣機能障害など)
◆女性に多い病気(低血圧症、甲状腺障害、貧血、リウマチなど)
◆妊娠・出産(帝王切開、子宮外妊娠など)
といった差があるよ。
最後に、知っててほしいのは、
●「女性疾病だから入院・手術にかかる費用が高い」というわけではないよ
●もちろん、女性疾病特約をつけたら保険料が上乗せされるよ
ということで、
「女性特有の病気、心配だよね~。だから女性保険に入っとこう」
ってセールストークやCMを鵜呑みにせず、
「保険料を多く払ってでも、上乗せの給付金欲しいんだっけ?」
ということを考えて検討しよう。
はい、今回は終わり~
ところで、
「がん」の場合ももちろん医療保険の保障範囲に含まれるから、
女性疾病特約の考え方でいくと、
「がんの保障って、医療保険に入っていれば要らないんじゃない?」
と思う人がいるかもしれない。
そのあたりを、
【2ー26限目】がん保険を1分で知る
で説明するで~