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「花」が好き。


花が好きだ。

最近、いろんなひとにお花をいただいた。
そのほとんどは「お祝い」や「贈り物」としていただくわけだけど、
こんなにも幸せな気分に満たされるのはどうしてだろう。

僕の考えは、

「あげる側の気持ちがゼロ距離で届くから」
かなと思っている。


「時計」や「マフラー」といった実物のプレゼントとは違って、お花には視覚情報以上の機能がほぼ備わっていない。極めて無駄のないものだ。いい意味でね。

「苗」をあげるなら「育てる」という別の意味が生まれるけれど、
既に育ってるお花は飾って眺めるほかない。
(もらってからもっと育つやつもあるけれども)

それゆえ、「あげたい」という気持ちが具現化したものが「花」なのだ。
ゼロ距離で、ダイレクトに伝わってくる。


だから、うれしい。


自分が学生の頃、やたら花屋に寄って眺めている母をみたとき、なんでこんなに好きなんだろうと思ったけれど、今になってやっとその意味がわかった。

いろんな花をみて、あげる相手を想像したくなるし、
なんなら自分に買いたくもなる。


そういえば、「花」を思いながら書いた曲がある。

うなれヒロイン 道は夢
かたちあるかないかはどうでもいいから
全てのことはいつか笑い話に変わるから
花結ぶ頃に

『うなれヒロイン / 帆風海』

「花結び」はいわゆる婚礼以外のお祝い事のときに使う水引の結び方のことだ。
夢に向かうあなたへ、
いつか誰かにお祝いされるそのときまで、無理せず進んでほしいという思いを込めた。
やっぱり「花」と「お祝い」は切っても切れない関係にあるんだなあ。

あともう少しで寒さが心地よくなる季節になるだろうか。
貴方の花結ぶ頃まで、
私の花結ぶ頃まで、
今日も電車に揺られている。


いつも読んでくれてありがとうございます。
花言葉、というのは、古のひとたちがどうにかお花にもっと意味を持たせたい、と願った結果かもしれない。

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