家活~現代子育て世帯の家探し:いつ引っ越す?~
「共働きだから、多少狭くても職場から近いところ(=都心部)に住む」という方は多いですよね。
赤ちゃんが生まれても都心の1LDKや2DKに住んでいる若いファミリーは非常に多いと思います。私は田舎出身なので、「え?こどもがいるのに1LDK?家買ったら?」なんて言ってくる親戚や友人もいたのですが、東京では、1LDKやその前後での子育て世帯はよくある話です。
いつかはマイホームを…と思っても、庶民には到底手が出ない価格の都心部住宅。最近は郊外でもマンションの価格が高騰していて、そう簡単には買えません。
かと言って、賃貸も家賃がもったいないですし、広いファミリータイプは物件数も少なく、なかなか手ごろな物件が見つかりません。
悩みながらも住宅購入は先送りにしつつ保育園が決まると、今度は「~3歳の激戦年齢のうちは別のエリアに引っ越して保活やり直しは避けよう」と思うようになります。
しかしその後も、3歳になれば仲の良いお友達もできているし、保育園になじんでいるし、3歳で時短が切れてしまう会社では勤務時間が長くなるのに通勤距離が長くなるのは現実的ではないので、ますます引っ越しのタイミング・検討可能エリアが難しくなります。
そうこうしているうちに、小学校入学をだんだん意識する年齢になります。我が家の長女の時は、年中(4歳)クラスのときに賃貸で住んでいた家庭が次々と引っ越しラッシュを迎えていました。
実際、「できれば小学校中の転校は避けたいから、入学前に家を買おう!卒園と同時に引っ越ししよう!」という家庭は多いと思います。
この場合、注意するポイントがあります。
それは
エリア変更を伴う引っ越しの場合は、
小学校前を目安にするなら遅くとも【年長の夏】まで!
共働き家庭の場合は、もっと前倒して【年中のうち】がオススメ!
です。
なぜなら、年長の秋から進学先小学校の手続き(書類提出、健康診断、面接等)がはじまるからです。具体的な日程は各自治体・小学校ごとに異なりますが、おおむね秋に手続きがあります。(詳しくは自治体HPで「就学時健診」等のキーワードで探してみてください)
年中の夏までに住所が決まっていれば、たとえばまだ建設中で実際の入居は3月末でも問題ない場合もありますが、自治体によります。
できれば、進学先の小学校で就学時検診を受けるのがベストです。
また、学童の申し込みも、保育園申し込み同様に年長の11月前後に行われる自治体が多いです。保育園申し込みより受付期間が短い場合もありますので、要注意です。(世田谷区の場合は、例年、学童の4月入会受付期間が一週間ほどしかありません!!しかも利用先への直接申し込みです!!日曜祝日はやっていないので、スケジュールにご注意を!)
なので、「年長の1~3月引っ越し」では学童に入れない可能性等のリスクがありますので、なるべく避けておきたいです。
そのうえで、さらに「小1の壁」対策を意識するのであれば年中クラスでのお引越しをおススメします。
小1の壁の難易度を下げるために必要なのが、困ったときに頼れる親しいママ友・パパ友。
なにか連絡があるときは、園→保護者という保育園・幼稚園に対して、小学校では基本的に学校→子(連絡帳記入)→保護者と連絡系統が異なります。
低学年だと聞き漏らしてしまったり、うまく書ききれない子も多いです。
そんな時、親しいママ友・パパ友が頼りになります。
新居近くで環境を整える期間があったほうが、あとあと助かることになります。
また、保活面でも年中(4歳)クラスであれば、スムーズであることが多いです。
引っ越しタイミングに合わせた年度途中の転園も、この年齢であれば難しくはありません。
なかなかタイミングよく理想の住まいが見つかるとは限りませんので、早め早めの情報収集をオススメします!!
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