Slick Rick

スリック・リック
ラッパー。ストーリーテラー。
私は80年代にあらゆる洋楽番組、ミュージックビデオを見てきました。
これもそのうちの一つ。

正直このビデオ「ああ~なんか見たことあるかも」程度にしか記憶がない。
だがある時、元House Of Painのリードラッパーであるエヴァーラストが
2000年にリリースしたアルバム「Eat At Whitey's」をラジオで特集していて
その中にこの曲のカバーが!

「80年代のラッパー、スリック・リックの・・・」とか説明し始めると
私も何となく思い出した。名前に聞き覚えがあった。

その後そのアルバムが気に入った私は早速買って聴いた。ああカッコイイ。
さらに数年後、YouTubeで原曲の方も聞いた。今ご紹介しているこれです。
カバー曲の方は、あんまり原形をとどめていなかったことが判明した。
だがそんなことよりもこの曲の歌詞は深い。深すぎる。

ひったくりをした17歳の少年(銃を所持)が警官に追い回される中で
車を奪って事故を起こし、さらに妊婦に銃を突きつけ人質にとるんだけど
なんか急に妊婦を解放して、また逃げるんです。

そんなことしたら自分が射殺されるのに、自ら妊婦を解放したんです。

「この妊婦に罪はない、悪いのは自分だ」
17歳の少年は一瞬我に返り、そう思ったに違いありません。
直後に射殺されましたが、彼は最後の最後に重大な何かに気付いたのです。

皆さん、競争社会は好きですか?
それとも自分が適応出来てさえいれば世界なんて何だっていいですか?

私は大嫌いです。
ちなみに私は生まれてから中学時代までが人生で最も最悪の時期だった
けど、18歳、19歳・・・そして20代は人生で最も楽しかった。
まさかそんな楽しい人生が待っていたなんて1ミリも思っていなかった。

世界が競争社会でさえなければ・・・

何かに気付いていた17歳の彼は、きっと20代を楽しく過ごせていたはずだ。

それでは今日も美味しい食事を楽しみましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?