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SREの新たな挑戦〜高い柔軟性と堅牢性を備えたシステム構築へ〜
躑井太浩
Tech Div
SREチーム/チームリーダー
アイデアを形にするスキルを求めてhokanへ
前職は保険業界向けのSIerとして、認証システムの開発を担当していました。hokanへ入社したきっかけは、30歳をすぎてのキャリアへの焦りです。自分にはプロダクトを作っている人がかっこよく映って、憧れを抱いていました。9年半SIerで仕事をしている中で、プロダクトを作りたいという願望はずっとありました。アイデアはあるが技術がなくて作れないという壁に当たったときに、プロダクトを作るための基礎スキルを学び、モダンな技術環境に触れたいと思い、hokanに転職をしました。
プロダクトの信頼性と安全性を最前線で保証するSRE
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hokanのSREチームは、現在2名で構成され、会社の急成長とともに日々進化しています。私たちの主な役割は、ユーザーがhokanのプロダクトをいつでも、安心して、効果的に利用できる環境を保証し続けることです。それには、信頼性の向上とセキュリティの確保・改善が不可欠です。
SREの役割は、会社によって少し異なることもあります。hokanでの具体的な役割は大きく分けるとインフラ構築/運用と、開発支援です。
インフラ構築/運用
IaC
トイル削減
監視/SLO評価
プレイブック作成
オンコール対応
インシデント管理
開発支援
パフォーマンス分析
エラートラッキング
ロギング
CI/CD共通管理
セキュリティ対策
例えばIaCはTerraform Cloudを使ってAWSのインフラストラクチャをコードで管理(IaC)しています。SLO評価はDatadogを使ってフロントエンド、バックエンド、データベースのパフォーマンスと健全性の指標を含むダッシュボードを作成し、それを基にサービスの品質とパフォーマンスを毎日評価しています。
魅力はエンジニアの成長と創造力への支援
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hokanに丸2年在籍して深く感じているのは、会社全体がエンジニアの価値と成長を重視し、それに基づいた柔軟な働き方と裁量があるということです。
働きやすさ
開発環境は、CTOの想いで、開発を担うエンジニアが挑戦したい技術を採用するという方針があります。技術の縛りがないことはもちろん、有償サービスや技術の購入など、会社のサポートも手厚いです。エンジニアのモチベーションが上がる制度を積極的に取り入れてくれます。
リモートワークが基本ですが、チームの絆やコラボレーションも大切にしています。エンジニアの開発合宿や、新入社員とのランチ会やhokan nightなど、自由参加のイベントで職場のコミュニティを楽しむことができます。自己主導で自分らしい働き方を選べる環境が、エンジニアの創造力を引き出しています。
裁量の大きさ
個人の裁量が尊重され、やりたいことを説明すれば挑戦できるという文化があります。
例えば、何をやるかを自分で意思決定できることが挙げられます。
何をやるかは会社のOKRと方針を基に、個人のwillと組み合わせて、チームで決めます。OKRに対していろんなアプローチが存在しますが、どう取り組むかを自分たちで決めることができます。CTOと開発部長はレビューをしますが、大きな方針変更があったことはありません。信頼して任せてもらえ、裁量権があると感じます。
業界特化型SaaSのスタートアップで且つ、組織としても事業としても成長中の環境で豊富な経験を積みながらエンジニアとして働くことができるのは、魅力的だと思います。
課題はマルチプロダクト戦略への対応
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これまではhokanCRMという一つのプロダクトに集中して開発をしてきました。現状は、マルチプロダクト戦略を進め、5つのプロダクトがあります。それぞれに個別に言語も違えばミドルウェアもDBも違うインフラを構築しています。なぜそうなったかは、最適な技術やエンジニアが挑戦すべき技術を選択するというCTOの思想があるからです。
その上で、インフラは今のマルチプロダクトに最適化がされていない状況に直面しています。各プロダクトのインフラをどこまで統合するのか、柔軟性を維持しつつ最適解がどこになるのかを模索しています。
SREとしてチームの役割と方向性を明確に定め、システムとサービスの信頼性をさらに高める必要があると感じています。特に、hokanが進めているマルチプロダクト戦略に伴い、それぞれ異なる技術スタックとインフラストラクチャを持つ複数のプロダクトに対して、効率的かつ効果的なオペレーションを提供するための最適な方法を探求しています。
堅牢で柔軟なシステムを目指すことがこれからのSREの挑戦
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私たちは、安心して開発ができる環境や、システムが安定して稼働し続ける環境を築くことをミッションとしています。今の負荷が10倍に増えたとしても、システムが安定して機能し続けるような環境を構築し、維持することが私たちのミッションです。
上記に挙げた課題に積極的に取り組み、マルチプロダクトが効率的に共通データを利用できるプラットフォームの構築を目指します。セキュリティは最優先事項であり、プロダクト単位で取り扱う情報へのアクセス権限を適切に設定していきます。こうした課題解決を一緒に考える仲間が欲しいです。
私はhokanが保険業界をアップグレードできる企業だと信じています。長い歴史を持つ保険ですが、個人的には、新しい世代の人にも保険を受け入れられる状態を目指したい。保険業界がモダンなIT環境に移行し、見やすく使いやすいUIで、個々のニーズに最適化された保険を容易に選べる未来。hokanが成長し、新しいプロダクトが発展することで、保険業界のIT環境もアップグレードできると思います。
そのためにも、10倍の負荷に耐えられる可用性に優れたシステムを構築し、hokanの信頼性を高めながら、保険業界の革新をリードしていくために、私たちはこれからも挑戦し続けます。
カジュアル面談やオフラインイベントでお待ちしています
もし、hokanの開発組織や成長のビジョンに共感を感じ、私たちと一緒に業界を変革していくことに興味をお持ちいただけたら、ぜひカジュアルにお話させてください。
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