3点ユニットバスのある生活
我が家は3点ユニットバスだ。浴槽・洗面台・トイレの3つが、小さな部屋にひしめき合っている。ただ私の場合、洗面台はまったく使わず、手洗いなどは台所の流しで済ませてしまう。だから、実質シャワーとトイレだけというような空間になっている。
さて、「ユニットバス」と検索エンジンに入れると、サジェストに必ずといっていいほど「やめとけ」「後悔」といったネガティブなワードが出てくる。
周囲にも、「ユニットバス無理」という人は少なくない。
ある友人は、「家で一番汚くなる場所と、一番きれいなはずの場所が同じ空間になるのが受け入れがたい」とのことだった。
私はといえば、風呂だって垢や汗が流れ落ちる場所だし、そこまできれいな場所か?(トイレと同じ汚さとまでは言わないけど…)なんて思っていたが、口には出さなかった。友人にとっては詭弁でしかないだろう。
実際に衛生面の問題がどのくらい起きるかはさておき、何を汚い・きれいとするかは、本当に人によるのだ。下手に踏み込んだりあげつらったりすると、相手との関係にヒビが入りかねない。
別の友人たちの間では、「トイレの臭い嗅ぎながら風呂浸かるとかありえないよね〜w」といった発言が発端でケンカに発展し、思いのほかギクシャクしているという。
ただ、「ユニットバス無理派」の言い分を知るほど、自分の感覚に問題があるかのような錯覚におちいることもある。
直接なにか言われたわけでもないのに、「でも毎日掃除してるし」と謎の予防線まで張りたくなってしまう。
一人暮らしの自分だけが使っている部屋なのだから、そこに引け目を感じる必要などないのだと、分かっていてもである。
すっかりユニットバスネガキャンのような記事になってしまった…。
最後は「3点ユニットバスの機能的なデメリット」としてよく挙げられる点に対し、ささやかな反論というか、意外とそこまで困っていないよ、という前向きな(?)コメントで〆たい。
あくまで私の家の場合ですが。
「トイレットペーパーが湿って使えなくなる」
→今のところ湿っていると感じたことはない
「シャワーカーテンの扱いが面倒、カビが生える」
→そもそも、シャワーカーテンをつけずに使えている。床に水滴が落ちることもあるが、雑巾でさっと拭き取れるレベル(髪の長い人だとそうはいかないのかもしれない…)
「シャンプーや湯桶などの置き場がない」
→風呂場の壁が磁石タイプだと、マグネットタイプのシャンプーラックや湯桶が便利(我が家では山崎実業のtowerシリーズを使っている)。壁にくっつけるだけで収納スペースもとらない。
定期的にくっつける位置を変えることで、カビにならないよう対策も。
3点ユニットバス生活は、特段快適とはいいがたいが、かといって困ることもない。
今多少気になっている部分も、半年もすれば慣れてなんとも思わなくなるかもしれない。
しかし「二度とこんな風呂は選ばん」と泣いている可能性もゼロではない。
何にせよ、生活し続けてみないと分からないことは多くあるものだ。
もし半年後にこの記事が消えていたなら、後者の結末を迎えたのだと察してほしい。