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【ウマ環境】ゴルシ軸ウマ娘に対する個人的所感【シャドウバースエボルヴ】

どうも、エボルヴでは「ふな」というHNで地方の大会に参加している者です。ウマ娘環境が始まり、徐々に環境が固まってきたという今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この記事では、今期ウオダス軸よりもゴルシ軸を握っている私が、自分の中での情報の整理のために、ゴルシ軸ウマ娘について考えていることを書いていこうと思います。大型大会で優勝した訳ではないのですが、小規模のウマ限大会で2回優勝しているので、ウオダス型ウマ娘のカウンターか、あるいは同程度のパワーを持つデッキタイプだと考えています。

そもそも「ゴルシ軸」って?

↑最近握っていたデッキ

コンセプトとしては、8PPまでとにかく耐えて、最終的に高コストのパワーカードを投げて逆転するというデッキです。分類としては、コントロールウマ娘、アミュレット軸ウマ娘ということになると思います。

ゴルシ軸の強み・弱み

強みは、圧倒的逆転性能です。通常のデッキなら返せないほどの絶望的な盤面状況・ライフリソース差を、〈スマートファルコン〉〈ゴールドシップ〉によってひっくり返すことができます。また、〈その背中を越えて〉によってデッキのドロー先をあらかじめ調整することができるため、先のゲーム展開を正確に見据えてカードを仕込むことができれば無類のコントロール性能を発揮することができます。

弱みは、逆転に条件が必要という点です。先述の〈スマートファルコン〉は盤面にカードが複数枚存在しないと実力を発揮することができず、〈ゴールドシップ〉は高コストカードをデッキトップでめくることが逆転の絶対条件です。つまり、条件が整う前にアグロプランや疾走を通されると何もできずに負けます(コントロールデッキの定めではありますが……)。

デッキの確定枠(18枚)


研究が進んでいないので、確定枠も少ないですね……

〈その背中を越えて〉3
このデッキの根幹。デッキトップを仕組めるため、デッキの回りを円滑にしつつ、終盤ではゴルシで高火力を確実にたたき込めるように調整できる。
ファル子などで回収すれば残りのPPや次のターンにまたデッキトップを仕組むことができる。1コスのため、6T以降でファル子前に置きやすいのも高評価。

〈おどれ・さわげ・フェスれ!〉3
優秀な処理札。ウマ娘カードを参照して4点ダメージのため、大抵アミュレットを展開しているこのデッキとは好相性。ススズが走ってきたり、体力4の出走フォロワーが頻繁に盤面に立ったりするウマ娘ミラーではこのカードを手札に何枚抱えられるかが勝敗を左右すると思っています。

〈メイショウドトウ〉2
出走するとデッキから〈その背中を越えて〉を引っ張ってくることができる。盤面に背中がないとこのデッキは回らないため、ドトウか背中は必ずどちらかは欲しい。2枚目以降のドトウは出すタイミングが少ないため、確定枠としては2枚。

〈運の行方〉2
実は数少ないウマ娘アミュレットで盤面に干渉できるカード(これ以外だと7コスの〈パッションチャンピオーナ!〉しかないです)。マジでウマ娘タイトルで〈炎熱の術式〉収録してくれ。相手の盤面を除去しつつ、ファル子などの回収リソースになるカードは使ってみると想像以上に優秀。ドトウと同様、2枚目以降は使うタイミングがあまりないため、確定枠としては2枚。

〈スマートファルコン〉3
このカードがあるからこそ、このデッキタイプが存在している。最大8点のAOEで相手の盤面をならしつつ、5/5の高スタッツが立つのは偉すぎる。ゲームテンポを一気にこちらに引き寄せることのできる唯一無二の性能を持つため、最大数採用。

〈ゴールドシップ〉3
このデッキのフィニッシャー。相手のライフをバーンで削りつつ、こちらのライフは同じだけ回復できるため、ゴルシで高コスをめくれれば状況を一転攻勢にすることができる。ほとんどの場合、背中でゴルシが高コスカードを引けるように仕組んだ後に打つ。

〈ナリタブライアン〉2
ウマ娘タイトル有数のパワーカード。オーラを持つ守護必殺のため、突破できるカードは少なく、相手にリソースを吐かせることができる。8T以降はゴルシかブライアンのどちらか(できれば両方)を手札に抱えておきたい。高コスを増やしすぎると事故が怖いので、確定枠としては2枚。

デッキの採用検討枠(22枚、E10枚)

ここについての思考を整理するためにこの記事を書いています。
採用に当たっては、環境で多いドラゴン・ウマ娘、勝率トップでこのデッキの圧倒的カウンターであるロイヤルに対する相性、加えてデッキとのシナジーという観点から評していきたいと思っています。

〈シンコウウィンディ〉
1コスのため、6T以降のファル子と相性が良い。また、デッキトップを確認できるため、9T以降にゴルシが打てるかどうか初手で確認することができる。序盤から殴れるフォロワーとしてもまあ優秀そう。
対ドラ:○
対ウマ:△
対ロイ:○
シナジー:◎

〈マヤノトップガン〉
1コスでファル子と好相性。アクト状態の小さいフォロワーを低リソースで処理することができる。後半はイクノディクタスなどの体力4も処理できるようになるが、そもそも相手がフォロワーを横にする状態になっている時は大体こっちが圧倒的に押されているか圧倒的に勝っているかのどっちかな気がするため、こちらの想定通りの挙動をするかは微妙。疾走もこのデッキタイプだと一見しやすそうだが、案外手札リソースが少なくて走らない。
対ドラ:○
対ウマ:△
対ロイ:◎
シナジー:○

〈メジロアルダン〉
1コスでファル子と好相性。終盤まで耐えるこのデッキタイプともかみ合っている。単調な疾走ポン投げを低コスで止めることができるのはかなり優秀。
対ドラ:○
対ウマ:○
対ロイ:◎
シナジー:○

〈見習い魔女と長い夜〉
1コスのクイックスペル。これを採用すると、ススズの処理難易度がかなり下がる。苦手なアグロプランを処理できる例も増える。しばらく採用していなかったが、こう言語化するとかなり優秀そう。
対ドラ:△
対ウマ:○
対ロイ:◎
シナジー:○

〈鍛えぬくトモ〉
ファル子などの回収リソース兼、ドローリソース。ファル子・〈メジロマックイーン〉で回収するとドラゴンが処理しにくい体力6が立つという点が優秀。反面、アグロ相手にこれを悠長に置いていると大体轢かれる。
対ドラ:◎
対ウマ:○(アグロ系だと△)
対ロイ:△
シナジー:◎

〈マーベラスサンデー〉
アミュレット再設置が主な使い方。前Tに置いて除去されなかったフォロワーに対して、〈鍛えぬくトモ〉を回収してパンプアップするという動きは割と優秀。ただ、アグロ対面かなり強そうに見えて、実際は序盤でアミュレットリソースを消費することになるため、後続の〈メジロマックイーン〉や〈スマートファルコン〉が打ちづらくなり、結果として相手の盤面を処理できなくなるというジレンマが発生する。採用するなら、アグロ対面でアミュレットリソースを消費しないように1コスフォロワーを多めに採用する必要があるか。
対ドラ:△
対ウマ:○
対ロイ:※構築次第
シナジー:◎

〈迫る熱に押されて〉
終盤、テンポを取った後にフォロワーを走らせることができる。特に、〈メジロマックイーン〉や〈ゴールドシップ〉を走らせると、バーンと合わせて相手のライフを大きく削ることができる。個人的に結構好きなカードだが、打てるタイミングがかなり限られる、そもそもこのカードがなくとも、終盤まで延命できればライフレースでかなり有利なデッキタイプであるなどの理由から現在は抜けている。
対ドラ:○
対ウマ:○
対ロイ:△
シナジー:○

〈アグネスタキオン〉
ロイヤルを相当重く見ると採用圏内。見習い魔女・フェスれと同時に打てればロイヤルのアグロプランを瓦解させることができる。更に強く使うためには〈検証開始〉も採用する必要もあるか。
対ドラ:△
対ウマ:◎
対ロイ:◎
シナジー:○

〈検証開始〉
〈アグネスタキオン〉とのセット採用検討。採用にあたって枠があるかどうかが問題。採用することができれば相当ロイヤルに強く出られる。他の対面に対してもリソースとして一定の役割は果たせる。盤面に残らない点がとにかく残念。
対ドラ:○
対ウマ:○
対ロイ:◎
シナジー:△

〈タマモクロス〉
ロイヤルの小型フォロワーを早期に二面除去することができる。一方で、小型を並べないドラにとっては矮小な存在。
対ドラ:△
対ウマ:△
対ロイ:◎
シナジー:○

〈エイシンフラッシュ〉
ウマミラーにおいて、後攻でめくるためにかなり必要とされる存在。相手のアグロを止めるためにかなり有用。ファンファーレを再度使用されると悲しい気分になるが、ライフが0になるよりははるかにマシ。
対ドラ:○
対ウマ:◎
対ロイ:○
シナジー:○

〈マルゼンスキー〉
〈エイシンフラッシュ〉との競合枠。ロイヤルに対してはエイシン以上に強い。一方で、体力が中程度以上のフォロワーに対しては墓地が貯まっていないと決定打にならないため、デッキタイプとあまり相性が良くない。
対ドラ:△
対ウマ:△
対ロイ:◎
シナジー:△

〈イクノディクタス〉
リソース札、守護札として相当優秀。暇なタイミングで置いておきたい。打点が小さいのが欠点。
対ドラ:○
対ウマ:○
対ロイ:◎
シナジー:○

〈サイレンススズカ〉
このデッキだと処理札として使うことが多い。ポン置きレオニダスをとがめられると気持ちよさそう。デッキトップを固定するため、盤面によってはドローが弱いドラに刺さりそう。
対ドラ:○
対ウマ:△
対ロイ:○
シナジー:△

〈メジロマックイーン〉
アミュレットを利用して、盤面を整理するのが大体の利用法。トモを回収すると、ドラに強い6/6スタッツになる。守護を持つが、マックイーンだけだとススズが喜んで走ってくるため、ウマ対面だと切るタイミングが重要。ロイ対面だと、マックイーンを切るとファル子が打てなくなる上、進化して小型を二面除去した所で、返しのターンにテイオーで簡単に処理されるため、想像よりもあまり強くなかった。
対ドラ:◎
対ウマ:○
対ロイ:△
シナジー:◎

〈スーパークリーク〉
目標の8T延命に近づくために検討。コスト6で体力5は除去が相当簡単なため、あまり有効打にはならなそう。出走しないと盤面に触れない点も弱い。5、6Tでファル子で盤面を綺麗にした後に着地した時だけ強そう。
対ドラ:△
対ウマ:○
対ロイ:△
シナジー:△

〈〔徹底管理主義〕樫本理子〉
守護フォロワーに強く出られるカード。ただ、相手が守護にするほど余裕がなくなるタイミングが限られるこのデッキにとっては相性はあまり良くないか。
対ドラ:△
対ウマ:△
対ロイ:△
シナジー:△

〈〔ようこそ、トレセン学園へ!〕駿川たづな〉
〈メジロマックイーン〉や〈イクノディクタス〉を蘇生すると二面守護となり、〈サイレンススズカ〉で一点突破されなくなる。〈運の行方〉を起動して破壊し、その後たづなさんで再設置すると、確定除去しつつ3/5が立つ。構築次第だが、状況に合わせた器用な立ち回りができる。
対ドラ:○
対ウマ:◎
対ロイ:○
シナジー:○

おおまかな回し方

採用するカードによって多少の流れは異なるとは思いますが、大体は以下の通りにゲームを進行していくことを目標にします。

1~2T:小型アミュレット設置
3~4T:ドトウ着地、〈運の行方〉設置
5~7T:ファル子リセット、背中再設置
8T~:ゴルシ・ブライアン着地

このプラン通り動き、8T目まで延命することができれば、その後は大抵ゴルシやブライアンのパワーで押しきることができます。
怖いのは5~7Tの間に疾走札でライフを詰められることなので、この部分をいかにケアするかが今後の構築の鍵になりそうです。

色々書いて考えた構築

以上つらつらと書いてみると、ウマとドラを見たミッドレンジ対応ゴルシ軸、ロイヤルを見たアグロ対応ゴルシ軸が思いつきました。

ミッドレンジ対応ゴルシ軸

見習い魔女を増やすことで、ススズの処理をしやすくしました。今までフェスれ3のみでもミラーでまあまあ戦えていたため、見習い魔女の枚数は試しつつになりそうです。ウオダス展開されたらファル子を置けば良いので、主流のミッドレンジ型なら良相性です。
ドラに対しては早期に〈鍛えぬくトモ〉を置いてマックイーンやファル子で回収することで処理しにくい体力6を立たせることを目標にします。ドラは終盤も強いので、5~6Tからライフを詰めて、8~9Tのバーンで早期決着を狙った方がいいのかもしれません。フォルテ警戒で守護を立てたとしてもどうせ理子さんに上から踏まれるので、守護持ちを横にするのはオグリ1枚でリーサルになるタイミングからになると思います。

アグロ対応ゴルシ軸

〈アグネスタキオン〉を主軸に、ロイヤルのアグロプランを完全に潰しに行った構築です。終盤の〈レオニダス〉を返せるように〈エイシンフラッシュ〉・〈サイレンススズカ〉も採用しました。〈メジロマックイーン〉を採用しない構築は試したことがないので、この構築は試してみないと回るかどうかはわからないですね……

おわりに

結局、研究不足だなあという感想です。色々試してみて、満足のいく構築を探り続けるしかないんだろうなあと思います。今期はゴルシ軸しか握らないつもりでいるので、何か発見があればまたnoteを書くかもしれません。その時はまた、温かい目で拝読いただければと…….
そして、ここまで記事を読んで頂いた方の中で、少しでも「面白そうだな」と思った方。是非ゴルシ軸を組んでみてください。安価で組める、しかも環境でも戦えるおすすめのデッキですよ!

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