クラウドソーシングで初めてお金を稼いだ話。
こんにちは。
私は、5歳の娘と生後3ヶ月の娘をもつ、岩手在住のイラストレーターです。
数年前、30歳を目前に自分自身を見つめ直したとき、
小さい頃から絵を描くことが好きだったことを思い出しました。
そこからipadを購入したり、
イラストレーターとしての道を歩みはじめました。
そんな私が初めて、
イラストレーターとして収入を得た時のお話したいと思います。
●イラストの仕事がもらえるサイトに手当たり次第登録した
まずイラストレーターの仕事はどんなものがあるのか。
インターネットで探すうちに見つけたのがクラウドソーシング。
登録自体は無料なので、すぐに会員登録をしました。
登録したサイト
①クラウドワークス
②ランサーズ
③ココナラ
④イラストAC
3つのパターンがありました。
・企業や個人事業主などが必要なイラストや漫画を募集し、イラストレーター側が求人に応募をする。
・似顔絵やアイコン画像など購入者から依頼を受ける
・描いたイラストをアップして購入してもらう
いろんな仕事があるということに驚きました。
まずは企業などが出している募集要項をたくさん見て、なにかに応募しようと決意しました。
●全くやったことがなったけど興味のある案件に思い切って応募してみた
様々な案件がありました。
企業のロゴイラストや、サイトのイメージキャラクターなど、
単発のお仕事から、継続的なお仕事まで多種多様です。
PNGとJPEGデータ納品が可能なクライアントで絞って検索しました。
私が最初に応募をして、初めて収入を得た案件は、YouTubeの漫画動画用イラストを作成するお仕事でした。
クライアントから話のネタをもらい、それにあわせて漫画を描くという内容。
といってもちゃんとした漫画を描いたことはなく、本当に自分にできるのかわからない状態で、ただやってみたいなという気持ちで応募しました。
応募前にサンプル動画を見せてもらえたので、頭の片隅で自分にもできるかもという気持ちもあったかもしれません。(今思うとなんて浅はか・・・笑)
ですが、この一歩がなかったら今の自分はないと思うと、あの時の自分にグッジョブを送りたいです。
クライアントから頂いたネタの文面やセリフはそのままに、構図、キャラ設定などは自身で全て決めます。
漫画は好きでよく読みますが、いざ描くとなると本当に難しかったです。
ど素人の私は、1作品出来上がるのに2週間。そのうち3日ほど徹夜作業をしました。
30ページほどの作品でした。
主人にも協力を仰ぎ、ひとりもくもくと描き続けました。
毎日栄養ドリンクを飲んでは終わりの見えない漫画を描き続けました。
キャラも同じキャラなのに髪型が同じように描けない・・・
平面的でシワや影の書き方が下手くそ・・・
など、納得できるイラストが全然描けずに悔し泣きしました。
当時制作した一部です。
余談ですが、イラストを描くとき、あごに手を当てながら描くのが癖らしく、
気づけばアゴがニキビだらけになっていました(^^;)
それでも必死に完成させて、納品が完了したときの、達成感は今でも覚えています。
●初収入は3000円
徹夜込みで2週間、やっとの思いで納品して、いただいた初収入は3000円でした。
応募の時点で、依頼料は提示されております。
私も¥3000に納得して応募していますので、金額に文句のつけようはありません。
が、時給換算したら、とんでもなく安いお給料でした・・・。
ちなみに¥3000から手数料が15%くらい引かれますので、実際の手取りは¥3000より少なかったです。
※数年前の事で、YouTube漫画動画のわりと先駆けだった為、単価がとても安かったです。
現在は、もっと単価があがっているようです。
●安いと思うか、高いと思うか。
私は自分の下手さや、練習不足を実感できたこと。
当たり前だけど、いざやってみて実感した、簡単な仕事はないという事。
人物の描き方から、コマ割りの大切さなど、様々な角度から学ぶことができました。
イラストレーターとして収入を得たことがなかった私にとっては、とても大きな一歩だったと思っています。
自分がもっと技術を上げて、素早くネームから色塗りまでできるようになれば、継続収入としても考えていけるようになります。
●その後
その後も何話か継続してネタをもとに漫画を描く仕事をしました。
YouTubeチャンネルの収益もあってか、1話ごとの単価もあがりました。
そのほかの募集にも応募をしたり、別のクラウドソーシングでもお仕事の依頼を受けられるようになってきました。
はじめは、自分のイラストに自信が無かったのですが、徐々に収入を得ることへの壁を取り払うことができています。
以上、
私がクラウドソーシングで初収入を得るまでの流れでした。
Instagramやツイッターなどで、すでに人気のイラストレーターさんをみていると、
いいなぁ・わたしもこうなりたいという気持ちばかりが焦ってしまいますが、
人気のイラストレーターさんも、きっと最初は自分のように小さいところから、
地道に練習をし、たくさん描き込み、コツコツと経験を積んできたんだろうと思うようになりました。
クラウドソーシングについて、情報がほしいというかたに、
少しでもお役にたてましたら幸いです。