経済産業省令和5年度(2023年)補正予算案のポイント
補助金ポータル編集部です。
政府は2023年度の補正予算案を決定し、総額は13兆1272億円に達しました。この予算案には、国民生活のサポートや産業の競争力強化を目指す多様な施策が含まれています。今回は、経済産業省が主導する分野の補正予算案を確認し、経営戦略にどのように活かせるかを考察します。
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経済産業省令和5年度(2023年)補正予算案のポイント
https://hojyokin-portal.jp/columns/keisansho_hosei_r05
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■経済産業省令和5年度補正予算案の概要
4.5兆円に及ぶ経済産業省の補正予算案は、物価高から国民生活の保護、地方や中小企業の支援、国内投資の促進、社会変革の推進、国土強靱化と国民の安全保障という5つの柱に分かれています。
【ポイント】
〇物価高対策として、燃料油価格や電気・ガス価格の激変緩和対策に約1.2兆円が割り当てられています。
〇生産性向上には約2.7兆円が予定され、半導体やAI、量子技術などの先端技術開発に注力します。
〇人口減少問題に対処するためのデジタルライフライン整備のほか、国土強靱化、防災・減災事業にも重点を置いています。
■省エネ補助金等はどうなる?
エネルギーコスト上昇に対する経済社会の耐性強化のための措置として、次のようなものがあります。
〇省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金【2025億円】
〇省エネルギー投資促進支援事業費補助金【300億円】
省エネ性能が高い設備への更新費用を支援する「省エネ補助金」で、複数年間の投資計画を継続的に支援する仕組みを全類型に適応し、脱炭素に繋がる電化・燃料転換のための類型を新設。
〇高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金【580億円】
家庭の高効率給湯器の導入を支援し、蓄熱暖房機の更新に加算措置を実施。
〇クリーンエネルギー自動車導入促進補助金【1291億円】
〇クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金【400億円】
電気自動車や燃料電池自動車等の購入費用の補助を行う。また、電気自動車とプラグインハイブリッド自動車の充電設備や水素ステーションの設置と運営にかかる費用を補助する。
■大規模な成長投資の促進や、省力化投資の支援
〇中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金【3000億円】
人手不足等に対処し、拠点の新設や大規模投資を通じて成長し賃上げが広がるよう支援。
〇中小企業省力化投資補助事業【1000億円】
人手不足の中小企業に対し、カタログから製品を選ぶような簡単な方法で省力化投資を支援。
経済産業省の令和5年度補正予算は、国内の経済・産業を支える重要な施策を数多く含んでいます。経営戦略において、これらの情報を適切に活用することで、ビジネスの持続的な成長と競争力の強化を図ることができるでしょう。政府の動きを注視し、経営上の意思決定に反映させていくことが求められます。
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