w-inds.オタの私がBMSGに出会った経緯
私がBMSGという事務所に興味を持ったきっかけは、娘がBE:FIRSTのファンで、勧められてYouTubeでMainstreamを見たことです。
MVとダンプラの両方を同時に見たのですが、初見でとても強い印象を持ちました。
うまく説明できないのですが、彼ら自身が強い意志と方向性を持って楽曲を表現している存在感とでもいうのでしょうか。
私はおよそ20年ほどの間、w-inds.というダンス&ボーカルグループを推して来たのですが、デビュー当時はほぼ事務所のお人形だった彼らは、その表現力を磨き、アーティストとしての自我を育て、驚くべき進化を遂げていきました。
決して器用ではない彼らが、決して有能とはいえない事務所のもとで、試行錯誤と努力を重ねていまの音楽性を確立してきた経緯は一言で言い表せるものではないのですが。
w-inds.が所属している事務所はライジングプロダクションといいます。ライジングプロダクションは所属アーティストを売り出すためのプロモーションはあまりうまくないのですが、ライブを展開することに関しては強い事務所です。そのハウツーはかつての安室奈美恵やいまの三浦大知などのライブにも生かされていると思います。
w-inds. もまた毎年のライブを重ねることで、その表現力を豊かに広げてきたアーティストです。ですが彼らが自身のアイドル性にも勝る強いアーティスト性を帯びていくまでには2001年のデビューからざっくり10年近くかかったと思います。
ところがMainstreamのMVを見たとき、BE:FIRSTはデビューからわずか2年ほどであるにもかかわらず、なぜか強烈な自我を持って存在しているグループだ、という確信を覚えたのでした。
ナンダコレハ?
というのが最初の私の印象です。
私の知らない間にダンス&ボーカルグループの世界は未知の領域にまで進化しているのか?と慄きました。
結論からいうと、ダンス&ボーカルグループのすべてがBE:FIRSTのようであるわけではありませんでした。
ダンス&ボーカル界はw-inds.がデビューした時代と比較すれば確実に進化を遂げていると思います。
現代のグループのデビュー時のダンスのうまさには本当に目を瞠ります。歌唱力についても、ボーカルの技術や表現力が多様化していて、いろんなタイプのボーカリストがいるように感じます。
一方で、自分たちで強い意志を持ってそのグループの在り方や音楽の方向性を模索しているように見える人たちというのはざっくり見回して、少なくともデビューしたばかりの人たちの中では見当たりませんでした。(知らないだけかもしれませんが)
その自我の強さと自発性の強さにより、BE:FIRSTは異端だと感じました。
そこから私はBE:FIRSTやBMSGについて調べたりオーディション番組THE FIRSTを見たりドキュメンタリー番組MISSON×2を見たりD.U.N.K.の映像を追いかけたりしながら2023年を終えたのでした。
ところでTHE FIRSTにw-inds.の慶太くんが登場していたのを私はこれまで知りませんでした。D.U.N.K.開演前の会場に流れる音楽にw-inds.のPARADOXが使われていたことも。
THE FIRSTの中で特別ゲストとして登場した慶太くんはやっぱり素敵でしたね。
頑張っているオーデイション中のボーイズを見て「頑張ろう俺も」とつぶやきます。
これまでずっと頑張って走り続けてきたことをファンは知っているけれども、そのことに胡坐をかいたりしないのが慶太くんなのです。
娘に薦められて関心を持つに至ったBMSG界隈ですが、短期間でBE:FIRSTを始めとして所属タレント&トレーニー全員を認識できるようになってしまいました。
THE FIRSTでカドサワン・レイコの歌声に惚れ込み、MAZZELカイリュウのボーカルに強く惹かれ、無事にREIKOファン&MUZEになりました。
そればかりでなくライジングプロダクションからソロデビューした男澤直樹くんやxyに加入した道木来明くんの動きまで追うようになってしまい、さらにはダンクで共演したアーティストまで気になるようになってしまいました。
いろいろと言葉足らずなのですが、いまのダンス&ボーカル界の動向を眺めながら、楽しませてもらっていることや受け取ってきたことを少しだけ、書き記していってみようかと思います。