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心のふるさと、チュオンダイホックングアイグーオーサカ

 こんにちは。
 サバちゃんこと山本典子です。

 なぜサバちゃんかというと、それは私の旧姓「鮒田」からきています。
釣り好きな方には親しみのある漢字かと思いますが、フリガナなしだと、銀行の窓口の呼び出しなどでは、
「えー、コイダさん、アユダさん、タイダさん・・」
ぐらいまでくると、
「あ、フナダと読みます。」
と自ら名乗り出るんです、って冨田先生に話したら、「じゃ、ここではサバちゃんにしよう!」と命名していただきました。

 私の大学時代は、バブル最盛期。高校の同級生たちが合コンだ!スキーだ!海だ!とわいわいしているのを横目に、初めて出会うベトナム語に四苦八苦しながら課題や予習に必死に取り組んだ一年生のころは、ベトナム語で寝言を言って、飛び起きたなんてこともありました。
OB、OGの皆さんは「自分は落ちこぼれだった」とおっしゃいますが、私の落ちこぼれ度は群を抜いているのでそこは割愛させていただいて・・・。
 大学卒業後は、ホテルに就職し、数年勤めた後、ボランティア日本語教師としてオーストラリアに一年、そのあとは、塾講師、ホテルなどを経て、今はパートタイムで子供に英語を教えています。人生も後半にさしかかり、何か情熱をささげられる生きがいを模索中です。

 私にとっての「ベトナム語学科」は、ひとことで言えば「ふるさと」です。卒業して、30年以上経った今、思い出すのは楽しいことばかり。新歓コンパ、ゼミ合宿、先生と市民プールに行ったこともありました。

↓↓↓プールで浮き輪に入ってご満悦の冨田先生

image_冨田先生がプールで浮き輪に入ってご満悦


少人数の学科なのに、いろんな人がいて、変わり者が本当に多くて、でもみんな、誰かを否定することなく、一緒に勉強する環境の中で、「自分は自分でいいんだ」と自然と思えた気がするのです。
 自分を飾らずさらけ出せる場所だから、ふるさと。いつも見守ってくださる冨田先生がいらっしゃって、卒業してからほとんど行っていないけど、いつ帰ってもあたたかく迎えてもらえるような気がするのです。
 今回、ブログのお話を頂いた時も、こんな拙い文章でも、「サバちゃんだからしょうがないか」って許してもらえるかなと思って、恥ずかしながら書かせていただいています。

 私には大学3年生と、大学1年生の子供がいます。
コロナのせいで、オンライン授業ばかりになり、キャンパスに通えない彼らを、本当にかわいそうだなと思います。
 一日も早く、コロナ禍が去り、当たり前に仲間と過ごせる日々が来るように、懐かしい粟生間谷と、まだ見ぬ新キャンパスが、ベトナム語学科の皆さんのすてきなふるさとになりますように。

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