2024ベトナム語語劇、脚本を終えて
こんにちは!ベトナム語専攻2回生の横井夏美です!
初めてブログ記事を書かせていただくことになりました。1度書いてみたいと思っていたので、機会をくれた福島さんに感謝ですね!^^
今回は、本番まであと1か月となったベトナム語劇について、書いてみようと思います。大阪大学外国語学部では毎年、各専攻語がそれぞれの言語で劇を披露する語劇祭が開催されています。ベトナム語専攻は毎年、2回生が全員で参加しています。みんなで参加するというところが、ベトナム語専攻ならではの良さですよね♪
そして私は語劇の脚本係を担当していました!(3人で担当しました♪)まさか自分が脚本をすることになるとは思ってもみなかったので、最初脚本担当に決まったときは不安でいっぱいでしたが、この個性豊かな専攻語のみんなが演じてくれる脚本を自分でアレンジできると思うと、わくわくする気持ちもありました^^
脚本ですが、物語を一から作るのではなく、「Tấm Cám(タムとカム)」というベトナムの昔話をもとにアレンジを加えます。「Tấm Cám(タムとカム)」の物語は、1年生から2年生の前期にかけて授業の中で読み進め、暗唱テストや小テストを通して理解を深めます。つまり、2年生の後期の語劇は1・2年生の学習の集大成でもあります!✨
今年の脚本は、原作へのリスペクトを残しつつ、今年の2回生の豊かすぎる個性を生かせる脚本を目指しました。そこで、タムの恐ろしい復讐シーンを少なめに抑えて(今回はカットしましたがかなり衝撃的で面白いのでぜひ読んでみてください!)、おばあさんと従者を2 人ずつに増やし、ポップで幸せいっぱいの脚本にしました!それぞれ片方がおっちょこちょいで、もう片方がしっかりした役となっています!お楽しみに!あとはハゼとウグイスが、出番は少ないものの重要な役となっています。伏線がどこにあるか探してみてくださいね^^
脚本をベトナム語に翻訳する作業は、17人全員で分担して行い、先生にも添削していただきました。ベトナム語特有の呼称や、皮肉めいた台詞の表現が難しく、何度も先生のところへ伺い添削指導をしていただきました。実は日本語の時点でも先生からたくさんアドバイスをいただており、それが本当に勉強になって、脚本係をしてよかったと思えました!先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!脚本係3人で意見を出し合い、夏休みの2か月をかけて完成させた脚本は、私の宝物です。かなり気に入ってます(笑)
今回、キャストはなんと脚本係以外全員となっています!キャストの配役は夏休み前に決まっていたのですが、みんな本当に適役で、『こんなかんじで演じてくれるんだろうなぁ…』と脚本係はみんな想像を膨らませながら書いていました。特にハゼとおばあさん①…
脚本が完成した今、キャストのみんなが一生懸命台詞を覚えて練習してくれています。同時進行で道具・衣装の制作やパワポ・音響の準備も進んでいます。みんなバイトや部活が忙しい中、なんとか合間を縫って集まり、作業を進めています。ここで大変になるのがリーダーです。監督係や演出係は自分のことを後回しにして、先陣を切って進めてくれています。ここまでやることが多くて、みんなが各々忙しくしていると、17人みんなの意見を聞いてまとめるのは本当に大変だと思います。少しでも平等に、少しでもペースを乱さずに進めるには、嫌われ役を買って厳しい意見を言わないといけないときもあります。みんなへの負担に心を痛め、どうやって進めようか悩んでいたリーダーに、みんなが放課後に道具を制作している写真を見せたとき、「みんな可愛いすぎる」と言ったのが心に残っています。逆に、どんなにやることリストが大量でも、道具にダメ出しをくらっても(笑)、みんな口をそろえて「でもリーダーが一番頑張ってくれてるから」と言います。お互いにお互いのことを考えながら頑張っているのが伝わってきます。
私も忙しいと思いつつ、なんだかんだみんなで集まって作業してると楽しくて「ぎりぎりまでやって行こ」ってなります^^
これからあと1か月、練習はどんどん本格的になり、もっともっと大変になっていくと思います。でも、私たちならきっと大丈夫!みんなで乗り越えていこう!!
ついついみんなへの愛があふれて長くなってしまいましたが、今年の2回生も精一杯努力し、良い語劇を造り上げますので、見守ってくださるとうれしいです。そして2024年11月24日12:55~、箕面キャンパス1階大講義室まで、ぜひ観に来てください!