共研とわたし(2) あゆみ
そんなこんなで「ベト語生」として楽しいマダニライフを送ることになったわたしは、おそらく多くの他のベト語生もそうであったように、語劇をきっかけに共研に入り浸るようになりました。鍵を借りに行くのが邪魔くさく、郵便受けから腕を伸ばし入れれば開錠できてしまうことに気がついてからはもしかしたら下宿にいる時間より共研にいる時間の方が長かったのではないでしょうか(笑)。
卒論しんどいー!あそぼ!じゃあ、バレーボール大会“昇龍杯”を開こう!
全学年+留学生総出で
まる一日全力で遊びました(笑)。
あ、でも開会式・閉会式は
日越バイリンガルでやったり、
先生の日のお祝いを兼ねたり、
一応勉強っぽい(?)要素も入れてましたよ
〇田ちゃんって大橋の〇みに似てない?じゃあ、歌って踊っちゃう?
謝恩会の余興でした(笑)
暑いねー!そうめんの季節だね!じゃあ、流そう!
重ねた机+椅子から雨樋をただおろしただけの
即席そうめん流し器。
流れずに止まるか猛スピードで流れ落ちるかの
どちらか。微調整は不可。
誰かが思いついたことを言えばすぐさまそれを形にしてしまう、ほんとにとんでもない仲間たちがいました。
そんなとんでもない学生時代をこれでもかと満喫し、いよいよ卒業を目前に控えたわたしたち。卒業制作ではないけれど、、、何か爪痕を残したい。多分、そんな思いがあったんだと思います。
誰が言い出したのか、どうやって始まったのかもはや覚えていませんが、だいすきな共研を、大掃除&大改造することにしたのです。ぼろぼろに
なってしまった語劇の背景や大道具、埃まみれの衣装やらを思い切って一斉に廃棄。本棚も配置し直して動線を確保し、雑誌などの貴重な資料たちに手が届きやすくなるように云々、いろいろ考えた結果とはいえ、結構思い切ったことをしたなあと今でも思います。
お掃除隊長はまちゃんの雄姿
それから約10年後の2020年4月。
外大が粟生間谷で迎える最後の年に、わたしは「外大」へ還ってきました。
そして、着任早々「荷造り」の仕事に追われることになりました。
そう、「共研」のです。
既に本棚に収まりきっていない本、雑誌、新聞。
新「共研」はずっと狭くなるというけれど、どれも貴重な資料で諦めるなんてできない。それに、現状では物が雑多に置かれすぎていて、学生の認識は「共研=物置」。ここで時間を過ごすという発想がもはやない。
この状況は何とかしたい。
また、みんなが集う「共研」にしたい。。。
こんなことをずっと頭の中でぐるぐる考えた1年間でした。
梱包を終えた旧キャンパス「共研」。
お引越し隊のみなさん、本当におつかれさまでした!
外大の大引っ越しの様子はこちら↓
NHKオンデマンド “小さな世界”の大引っ越し 「大阪大学外国語学部」
〈つづく〉
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