「プレイしてて楽しいコース」ってどんなもの?

ホイミンです。
私事ではありますが、最近「Celeste」というゲームを表面だけではありますがクリアしました。凄く楽しくて、今も裏面を少しずつやってる感じです。

分からない方に説明すると、Celesteは簡単にいえば2Dアクションで、壁をよじ登ったり、二段ジャンプのような技を用いて山登りするゲームです。

このゲームをクリアした後に、なんでこんなに面白いのだろうといろいろ考えてみました。
個人的には
・直感的にプレイすることができる
・多彩なアクション、ギミック
・難易度調整が絶妙(表面だけの難易度感)
・やり込み要素が充実している
ことがこのゲームを楽しくしてる要因だったと思います。

これらの考え方ってコース作りでも通用すると思います。

人気ランキングを見てみると、青リフトコースや軽めのkaizoコースをよく目にします。これらのコースって、上で示した「直感的に操作できる」であったり、「多彩なアクション、ギミック」の条件を満たしていると思います。

難易度も上級者だと5分くらいでクリアできるもので、軽めのウォーミングアップ程度にできるので、絶妙な難易度感であるとも言えるでしょう。(ものによってはジャンプの動作さえできればクリアできるものもあるので、始めたての人でもクリアできるものもありますね。)

では「直感的にプレイできる」、「多彩なアクション」、「やり込み要素」とはどういうものでしょうか?

「直感的にプレイできる」とは?

まず直感的にプレイできるというのは、言い換えれば「初見でもサクサクプレイできる」ことだと思います。

そのための要素の一つとして、「次行う動作を考える猶予がある」ことがあります。

青リフトのコースを例にしてみると、
これらのコースは

青リフトが落ちる→次の青リフトに乗り移る

というのをベースに作られていて、青リフトが落ちる間に、何をすれば良いかを考える猶予があると捉えることができます。

また軽めのkaizoコースの場合は敵を踏んだ時に猶予が与えれていると思います。

瞬時に次にする動作を考え、それを成功させることでプレイヤーに達成感を与えて、楽しませているのだと思います。

もう一つ直感的にプレイできるようにするための重要な要素として、ナビがあります。

ナビを付けることにより、反射的に動作することが出来るようになります。人気ランキングにあるコースだけでなく、上位層がプレイするようなエンジョイコース(そーりあさんの並走配信用コースなど)にもよく用いられる技法ですね。

高難易度コースになるにつれて、考える猶予というのが少なくなっていくので、ナビは直感的にプレイさせるために重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

まとめると、直感的にプレイできるということは「初見でもサクサクプレイできる」こと言い換えることができ、そのための要素として考える猶予とナビがあるわけですね。

「多彩なアクション、ギミック」とは?


次に多彩なアクション、ギミックについて。

また青リフトのコースで例を出しますが、青リフトを飛び乗らせる動作だけでコースを構成してしまうと、どうしてもコースが単調になってしまい、中盤までいくとだんだん飽きてくるプレイヤーもいると思います。ここで様々な動作や仕掛けを組み込むことでマンネリ化を防ぐことができるというわけです。

例えばPOWブロックを投げさせたり、ガリガリやファイアバーの間をくぐり抜けさせたりすることです。

また、ワールドであれば上投げをさせたり、Uスキンであればヒップドロップや壁キックをさせたりと、様々な動作を組み込むことで、スタイリッシュに動いているよう感覚になります。

見映えの観点に加えて、コマンド入力の観点でもいうと、多彩な動作を組み入れることは重要であると言えそうです。

音ゲーとかで入力してて気持ちが良い譜面があるように、アクションゲームでも正しいボタンを押し、キャラクターを操ることに楽しさを感じると思います。

やり込み要素について

「マリメのコースにおけるやり込み要素って何だ?」と思う人もいると思います。ワールドとかだと普通のコースとは違う、難易度が高めのスペシャルコースを導入したりといろいろできるわけですが、コースに組み込むとなると少し難しいかもですね。でも一応それっぽい事ができます。

一時期「観光地」という概念が流行っていました。緋桜とかが有名だと思いますが、ミスした時に装飾の中に入ることができるというものです。

また原作マリオでもあった、隠し1upキノコ。あれも一種のやり込み要素ですね。サブエリアに行く土管の手前に配置していたりするコースが多いです。

加えてスタンダードコースでいえば、スターコインの要領でピンクコインを集めさせ、全て集めるとボーナス部屋!というのももちろんやり込み要素です。

これらの例から考えると、やり込み要素は別の言葉でいうと「探索要素」だと思います。やり込み要素があることで、よりコースを遊び尽くせるようになります。

ただ少し組み込むのは難しく、別に必須事項ではないと思うので、余裕があれば組み入れてみると良いかと思います。

おわりに

いろいろ書いていきましたが、なんだかんだ一番良い方法はコースを遊んでみることだと思います。楽しいコースを作りたいとなったときは、ぜひ色んな職人さんのコースを遊んで、参考にしてみると良いでしょう。

あくまで個人の意見なので、必ずこうしないと楽しいコースを作ることができないという訳ではないので、自分に合った楽しさというものを見つけて作ってみてください!


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