
保育園の不思議①お昼寝
まだ保育士になっていない頃、娘が通っている保育園での生活で一番不思議だったのは、お昼寝でした。
お休みの土日など、娘は家庭では昼食を食べ終えてから寝るまで1時間近く粘っていました。
その内に眠いので不機嫌になってきて、それでも遊びたくて泣き出したり、暴れたり…。あとはパパ、ママが起きていると絶対に遊びたがるので、お昼寝の寝かしつけは私たちも寝たふりをしなくてはなりませんでした(そしてかなり高い確率で一緒に寝落ちしてました😅)
それなのに、保育園の連絡帳には毎日昼食後30分以内には眠っていると書かれていて、正直「先生方も忙しいから、一人一人確認しないで適当に書いているのでは?」と疑っていました。
保育士になって実際に寝かしつけをやってみて、子どもたちの家庭との違いに驚きました。
子どもたちは昼食を終えると、布団に横になり、トントンする内に早くて5分、遅くても30分以内に眠ってしまいました。
もちろん、3歳以上で体力のある子や、直前までテンションが高く遊びたがる子は少し時間が掛かりますが、それでもお布団に横になって時間が経つと眠っていました。
はじめは「家でお昼寝をしたがらないのはうちの娘だけだったのかな?」と思いましたが、保育園の子どものほとんどの親御さんが、異口同音に「家ではお昼寝したがらない。保育園ではどうやって寝かしつけているんですか?」と言っていて、どうやら皆さん同じ悩みを持っていると気付きました。
午前中にお友達といっぱい遊んで、ご飯を食べて、お部屋が暗くなって、おもちゃが片付けられて、静かな室内で、他のお友達もみんな眠っている。
そんな保育園の環境だからこそ、子どもたちはスムーズにお昼寝ができるのであって、家庭とは全く違う環境で違う振る舞いになるのはごく当たり前のことです。
私たちが思う以上に、子どもたちは環境の違い、その場でできることを見極めて行動しているんだな、と驚かされた出来事でした。