不適切保育の温床、保育園の食事は変われないのか?
また保育園の給食などを舞台に、不適切保育及び虐待が行われていた事案が明るみに出ました。
記事によると、虐待や不適切保育は30件にのぼり、主な内容は下記の通りでした。
昨年から続く不適切保育や虐待の事例で、一体いつからこうした「子どもに強要する保育」が行われていたのか、先日実家の母と話していたところ、母から衝撃的な言葉を聞きました。
「あなたの頃はもっとひどかったのよ」
以前の記事でも触れましたが、私の母は教員で、私は0歳から保育園に通っていました。
そして、何歳の頃かは母自身もはっきりしないようですが、当時の保育園の給食指導はかなり厳しく、その事に疑問を持った保護者と保育園とで何度か話し合いになったそうです。
そこまで聞いて、保育園で一緒だったある同級生のことを思い出しました。体の大きい男の子でしたが、給食の牛乳がどうしても飲めず、泣いていやがり、何度か吐いていました。
当時保育園児だった私が覚えているということは、一回や二回のことではなかったのではないかと思います。
今回の徳島県の保育園で指摘されたのは20~40代の保育士だそうです。
丸一世代を経ても尚変わることのない保育園の給食、以前の記事でも書きましたが、行政は告発を受けて後付けで指導するばかりではなく、明確なガイドラインを作成するべきだと感じます。
また、何より現場の保育士も、日々の自分の保育は自身の価値観に基づいていることを自覚し、自治体の資料(例えば東京都の指導事例※(4)指導検査について→認可保育所→保育内容)等を研修に用いて不適切保育の芽を摘んでいくことが大切です。