グレーゾーンかな?と思ったらこれを見てください。
こんにちは。毎日保育勉強中のぱんだです。
今回は、世間でグレーゾーンと呼ばれている子どもへの関わりやその特徴について学んでいきます。
グレーゾーンってなに?と思われる方もいるかもしれませんが、定義は「発達障害の特性が見られるが、診断の基準には満たない」子どもの事を言います。気になる子や配慮の必要な子と言ったりもしますね。
今回の構成はこんな感じです。
それでは、順番に見ていきましょう(^-^)/
1.グレーゾーンの子どもの特徴
グレーゾーンとは上述したように、
「発達障害の特性が見られるが、診断の基準には満たない」子どもの事を指し、ASDやADHDの特徴を持っています。
具体的な例は下記の通りです。
次章では、その関わり方についてみていきます
2.グレーゾーンの子どもとの関わり方
上記のような特徴を持つ子どもに関わったことが
ある方ならわかると思いますが、なかなかどうにも
難しい時がありますよね。そんな時に役立つ関わり方の基礎となる部分を紹介していきます。
〇生活の流れの見通しを伝える
グレーゾーンの子どもは総じて"切り替え"が苦手な子どもが多いです。そんな彼らに遊んでいる最中に『 トイレに行こうか』『 片付けしようね』と言っても上手くいかず、伝えた側も伝えられた子どもにも負担になってしまいます。そこで事前に時計の数字で『 6までね』や『 ここまでしたら終わりにしようね』と伝えておくとスムーズに行える時もあります。その時上手に出来たら褒めてあげるとより良いですよ(^-^)/
〇視覚情報(絵カードなど)で伝える
聴覚情報(言葉で伝える事)より視覚情報で伝えた方が指示が通りやすい場合があります。これは実際に支援センターなどでも使用されていて、保育園や家庭などでも十分に使用できるでしょう。例えば、「トイレに行く」などの言葉とそのイラストがともに描かれている絵カードを見せれば、トイレに行く時間なんだなという事が子どもに伝わるというわけです。
〇肯定的な言葉に言い換える
「ダメ!」「やめなさい!」などの否定的な言葉は子どもには響きません。また、2次障がいなどを引き起こす要因にもなるのでやめた方が良いです。とはいっても、日々の育児の中でどうしても言いたくなって無意識に口をついて出てしまうもの。そこで一歩引いて子どもの行動の背景を考えてみるのはどうでしょう。しない!やだ!という表面的な部分を見るとついついこちらも反応してしまうので、なんでこういう行動をとっているんだろうと考えてみると感情をコントロールできるかもしれません。とはいえ保護者の方も無理をしては続きません。自分のストレス解消法を見つけておくことも心の余裕に繋がるかもしれません。
3.具体的な関わり方の例
この章では子どもの行動事例をもとにどのような背景があるのかを一緒に考えてみましょう。
☆事例1
保育園にて降園前の排泄に行こうと誘うが、「遊びたい!」と拒否をしている。
この場合にどんな子どもの気持ちがあるのか、共に考えていきましょう。事前に自分で考えてみるとより学びになりますよ。
単純に排泄が嫌い:排泄に苦手意識があるという事が考えられます。これは日常での様子を観察していれば当てはまるのかどうかわかると思います。
遊んでいるのに急に声をかけられて困っている:排泄をしたくないのではなくて、急に行動の切り替えを求められて困っていてまだ整理がついていないので、現状維持で遊びを続けようとしている可能性もありますね。
排泄をして降園準備する時間なのはわかるが、遊びの終わらせ方が分からない:「ここまでしたら終わりね。」「数字がなにになったら終わりにしようね」などと終わりを示してあげると良いかもしれません。また「どこまでしたら終わりにする?」と適度に誘導しながら一緒に決めてみても良いかもしれません。子どもは”ここまで!”と明確な終わりを示されて行動を切り替えられることがあります。
他にも家に帰りたくない、特定の保育者に声をかけられることを待っている、単純に今の遊びをやめたくない。など要因を挙げ出したらキリがありませんが、その時の状況や子どもの特徴を踏まえて、考えを絞っていくことが重要かもしれません。また正解は1つではなく、いくつかの要因が重なり合っていることもあると思いますので柔軟に対応できる余裕があると良いですね。
4.まとめ
今回はグレーゾーンの子どもについて見てきました。最近では22歳までの人の約13人に1人は発達障がいかグレーゾーンという調査結果も出ました。保育士や幼稚園教諭や保護者の方は対応を頭に入れて置くことで日々の育児、業務が少し楽になるかもしれません。今回の記事で触れたのは、関わり方のほんの一部ですので、どんどんと知識を深めていくと良いと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました(^_^)/
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