5月18日に保育施設見学ツアー@草津が開催されました。岡山県笠岡市、福岡県糸島市に続いての今回の見学ツアーもとても盛り上がりました。いろんな園の人と一緒に見学し意見交換をすると、自分が見えていなかったことに気づかされたり、多様な視点からの振り返りができたりします。貴重な見学の機会をより深い学びにつなげるためにも、ぜひこの見学ツアーをうまく活用してください。
ということで報告に移ります。
◯見学ツアーの流れ
今回のツアーは橋本園長から園の沿革を説明してもらうところから始まり、その次に白井副園長から保育を変えてきた10年の歴史について説明してもらいました。その後園見学を行ったのですが、園の成り立ちや保育形態の背景について頭に入れた上での見学だったので、環境の意味を理解しやすかったです。
今回も見学や意見交換がスムーズに進むよう、資料を用意していただいていました。ありがとうございました。
資料の全部を紹介できませんが、基本理念だけは載せておきます。
見学では園舎や園庭だけでなく、子どもたちや職員がかなりの頻度で活用しているお寺も見せてもらいました。ののみちこども園の特徴は、園舎とお寺が隣接しているだけでなく、お寺が持つ機能をフル活用している点だと思います。この点については文章での説明は難しいため、ぜひ実際に見せてもらうことをおすすめします。
見学後はみんなでCoCo壱番屋のカレーを食べ、その後意見交換を行いました。
意見交換の大きなテーマは2つ、「お寺と融合した保育環境」と「集団力を活かした発達支援」です。この日はののみちこども園に関わってもらっている臨床心理士の方も参加してくださり、「集団力を活かした発達支援」についてどのように考えて支援をされているかの話も聞くことができました。参加者からも意見や質問がたくさん出てきてあっという間に終了時間となってしまうくらい、非常に充実した時間となりました。
◯ののみちこども園の環境
今回の報告では子どもの写っていない写真のみを使用するため、少し写真は少なめになります。繰り返しになりますが、この報告で興味を持たれた方はぜひ実際に見学されることを強くおすすめしたいです。子どもたちが活動している様子を見ることでお寺とどのように融合しているかがよく分かりますし、園長先生をはじめとする職員のみなさんが強い思いを持ちながら保育を楽しんでおられるのが伝わってくるはずです。
◯ののみちこども園より
今回見学を受けていただいたののみちこども園の橋本園長よりコメントが届いています。
◯参加者の感想
◯次回の開催地
岡山県笠岡市、福岡県糸島市、滋賀県草津市と西日本が続いたので、次回は東日本で開催することにしました。場所は神奈川県横浜市です。施設見学をするたびに感じるのが、園や地域によって課題が大きく違っていることです。もちろんどこでも共通して取り組まなければいけない保育の課題はありますが、地域の実情に合わせて細かく取り組みを変えていく必要があります。だからこそ様々な地域での見学や意見交換は意味があります。
似たような規模の地域で、似たような課題を抱えた地域でどんな取り組みをしているのか。実際の取り組みを見て学べることは多いです。反対に、自分たちとは違う環境だけど、その中で共通している部分を探すのも勉強になります。つまりどんな人にも見学ツアーへの参加をおすすめしたいということです。
他園とのつながりができること、見学し合ったり相談し合ったりする関係が全国各地で少しずつ広がっていくことは、とても刺激的です。次回の開催も話し合いのしやすさを重視して参加人数は15人と多くはないですが、その分濃く楽しい時間になるはずです。後日お知らせをしますので、興味のある方は早めにお申し込みください。開催は9月下旬の予定です。