日本人女性が最安値

とある媒体で四年前に記事にした内容。まあまあ当たってるのでこちらで掲載

・日本は激安に!?
・日本人海外組は持ってる危機感

1、物価最安値日本

恐らくは日本が物価最安値にあたるのかもしれない。

よく聞かれることに、「フィリピンだと月どのくらいで生活できるんですか?」という話題。

答え「生活の仕方による」

一応1人当たり人件費は8倍程の差があるので日本ローカル対フィリピンローカルという相対的物価は8倍あるから、フィリピンローカル的な暮らしをすればかなり安く生活できる。フィリピンローカル的な暮らしができれば!…の話だが。

フィリピンで日本人が日本ローカル的な暮らしをしようとすれば日本よりも金はかかる。当然な話。電化製品はほぼ輸入だからコストがかかるし、運転手付きの車となれば車も日本より高いし、別途人件費もかかる。安全を金で買うことになるからイメージ的に日本の1.5倍程かかると見ていい。

つまり、日本人が日本的な暮らしをするのであれば日本が最安値だ。医療保険は最強だし、教育でもかなり安い。長いこと、デフレだったお陰で「不動産」もビビるくらいに安い。

東南アジアの中心部の不動産価格+1人当たりGDPvs日本の各都道府県中心地+1人当たりGDP

を比べてみたらいい。いかに日本が安いか?がわかる。

東南アジア諸国の価値が急上昇しているとも言える。ただし、日本人にはピンと来ない「カントリーリスク」は甚大な影響があるので注意。国の仕組みが大きく変わりやすく、日本人みたいに、変わりにくいルール上という土壌で勝負しているとオセロのようにひっくり返される可能性も常にある。例えば、カンボジアのようにチャイナに大きく依存しており、国の経済規模も小さく、人口も少ない国(1500万人程度。インドネシアはもちろん、フィリピンの1億ちょいと比べても少ない)だと通貨ドル→元に変わってしまうかもしれない。

一部の人が心配する、不動産の権利(カンボジアほソフトタイトルのみ)など外国人の権利は政権が変わってもある程度担保されるはずだ。なぜなら海外直接投資なしに成長はないから。

ここで、女性に嫌がられるであろう話題に敢えて触れとく(事実だけど、気分悪くしたらごめんなさい)

お姉さんとイチャイチャする…お姉イチャん指数がとてもわかりやすく日本の激安っぷりを認識する。僕も各国にお客様や友人をアテンドするので結構詳しい。

場所やグレードによって結構前後するので同グレード比較は難しいのだが、カンボジアやフィリピンにてお姉イチャんとイチャろうとすればフィリピンでは5000円〜12000円くらい。もっと低価格もあるが、ちと難ありなので省く。カンボジアでも6000円〜16000円くらい。もっと下もあるがこれも省く。上もあるけどが、一般的な話ね。あくまでも。。日本はと言えば、日本もススキノの1万円くらいからパパ活でも30000円くらい。地方もあるので平均15000円くらいではなかろうか?お仕事価格で言えばたぶん全くもって「差」がない。

そう。大差ないのだ。

ここで1人当たりGDPを加味してみよう。

カンボジア→1200〜1700ドル/年
フィリピン→3000ドル
日本→45000ドル

つまり、日本は相対的にお姉イチャん指数が激安なのだ。

カンボジア1500ドルに対して100ドルは6.6%
フィリピン3000ドルに対して100ドルは3.3%
日本45000ドルに対して150ドルは450%

激安の殿堂ドンキも真っ青の指数だ。

東南アジア人は安いと思ってないだろうか?日本人の方が遥かに安い。

友人がやってるオセアニアの飲食店では人件費が1番安いのが日本人だそうだ。

シンガポールや香港ではナイトクラブに日本から出稼ぎに来ている女の子も多い。

美容師でもインドネシアで月60万もらえる美容師もいる。

日本の技術職は高く売れる→つまり、日本が安い。

昔、上海や東南アジアに買春ツアーがあった。バブル期にはもう大変な騒ぎだったらしい。でも今は上海だと700〜1000ドルもとられるのが日本だと激安なので日本に買春ツアーで大挙して押し寄せてきている。

不動産も同様のロジックで大量に買われている。

かといって、フィリピンなどで人件費が1/8だから商売が儲かるというのは浅はか。人材のクオリティ的にまだ低いから結果的に同じくらいの人件費比率になりやすい。業種にもよるが。

つまり、日本の物価は激安も激安。お金を出して得られるパフォーマンスが高いのだ。

そのうち、日本→海外に工場つくる。という流れが逆転するかもしれない。まだ時間的余裕は5年はあると思うが。20年後はわからない。

日本に住む日本人だけがアジア、オセアニアで起きているパラダイムシフトに気がつかず「ボーっと」しているのだ!!

2、海外組は知っている
チャイナマネーによる影響は甚大だ。以前のチャイナマネーはいわゆる「華僑」的な動きであり、政治色の薄いものだった。以前と違うのはチャイナの共産党マネーの影響力だ。

一帯一路政策という資本による侵略的な動きに経済力の低い国は次々とハマっている。フィリピンもこれからドップリだ。大統領がアレだから…

カンボジア程度の経済力の国ではジンバブエのように通貨が人民元になる可能性もある。スリランカも危ない。ハンバントタ港は租借権で取られている。

日本人はマーケティングがものすごく下手だ。近似値的価値観の中でのマーケティングしか経験をしていないが故に唯我独尊的なマーケティングとプロモーションという癖が未だに抜けてない。

白物家電が上記の理由で完全駆逐されている。1980年代のアメリカのドラマを見るとSONYやTOSHIBAや日本人がチョイチョイ出ている。

今はハリウッドでもアメリカ人の上司役でチャイニーズがいたり、イギリスのアーサー王を題材にした映画ですら円卓の騎士にチャイニーズがいる。

コリアも科学者や医者などの役を買っている。医学と科学の最先端というイメージ戦略だ。

チャイニーズの役割は「アメリカの友人」だろう。

シドニー港では毎週末にチャイニーズとコリアンの挙式が見られる。10年前は日本人だらけだったそうだ。

サイパンもそうだ。フィリピンもそうだどこもかしこもそうだ。

日本人の存在感は急激に消えている。日本人がたまに海外旅行した程度なら「I like Japanese!」と言ってもらえるかもしれない。「I don’t like Korean 」とか。でも「I came from Korea 」と言ってみたら同じ返答くるかもしれない。一部のアホな日本人がいっているように「日本は好かれていてコリアンは嫌われている」的なものはほぼ皆無だ。これも精神的鎖国している日本人の狭量悪癖だ。

では、僕らは何をすべきか?

先人達が想像を絶する努力と忍耐で築き上げた日本という信用を現役世代の僕らは如何様にして次世代に繋げるのか??

遺産を食い潰しているだけではないのか??

日本は本当にガラパコス化しつつあるのだ。

僕らは何をすべきか??

自分を含めた家族の資産の守り方は沢山あるが、もはや「円」オンリーのポートフォリオはナンセンスだ。

1ドル78円〜124円とここ数年て動いている。日本国内だけで見れば年収600万の人はずっと600万だ。本当は外から見れば40%も価値が変わっているのに。

バブル期にはアメリカが5つも買える程の資産があった日本はもはや2つ分に減っている。そう。まだ2つ分はあるし、財務も健全だ。実質賃金どうこういってる無教養な人はもう一回中学校から社会の勉強やり直した方がいい。

海外にて資産を持ったり、収入を持つのは最早リスクテイクではなく、リスクヘッジでしかないのだ。

僕ら現役世代はdiversity 多様性に対するリテラシーを上げるべきだし、30年前の万倍に相当する情報過多に対するリテラシーも上げる必要がある。上げなくても生きていけるが、君らの子供らに対してアホな親のままでいいならば、だ。

リテラシーを上げるには様々な違いを見知って本質を見抜く目を養うのがベストだ。仏教で言うところの「内観」と「俯瞰」

沢山海外に出るべきだ。

日本人のハーバードへの挑戦者は北朝鮮よりも少ない。

お隣コリアは5000万人中1500万人海外に結果的に出ている。日本は1億4千万人中150万人。

そりゃ、ガラパコス化するよ…

日本人の新社会人達が車をローンで買って喜んでいる頃、東南アジアの同年代の意欲に溢れた若者はその分自己投資している。2009年頃、マレーシアの5星ホテルのエレベーターでインドネシアからきた23歳の女の子と話す機会があった。

自分なりの経済観、政治観を持ち、自分の将来に対しても彼女なりのビジョンがあった。帰国して自分の会社の部下達を見ると大変申し訳ないが犬か豚くらいのレベルと感じた。そこには自分の責任も含まれるが。

ライジングスター的な場所に資産を転換しておくことはとても重要だ。


そして僕の言っていることが本当にそうか?ということも現地にてその目で見てほしい。お子さんやご夫婦で見てもらえるならより良い。最高の教育の一環となるのではないだろうか?

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