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【レポ】オフ会で闇鍋やってみた

はじめに

こんばんはこんばんはこんばんは。
萩原もみぢです。

先日、友人たちと闇鍋をやってきました。

各々が食材を持ち寄り、闇鍋を作ったところ……

こうなりました。

どうしてこんなことになってしまったのか。
以下にその経緯を記しておこうと思います。

参加者

今回の闇鍋に参加したメンバーは、こちらの5人。

友人A
会う度に美味しいお土産をたくさん持ってきてくれる。闇鍋にケーキを持参することを提案し、他の参加者に止められていた。
友人B
事前の打ち合わせにて、クマの手やニワトリの脚などを持ち込む供述を繰り返していた危険人物。好きな食べ物はハンバーグ。
友人C
イチゴやエナドリなど、一部の飲食物に対して偏執的な感情を向けている。その感情はもはや信仰心に近く、周囲の人々に熱心に布教するまでに至る。
友人D
闇鍋をやりたいと言い出した張本人。参加者が決まった後、「このメンバーだと誰もまともな食材を持ってこないんじゃないか…?」と疑心暗鬼になっていた。
私(著者)
普段の食事でも味より面白さを優先する上に、レシピを見ずにアドリブで料理することも多いため、闇鍋の適正は高いと自負している。


ルール

事前に定めた食材に関するルールはこちら。

①食材は1人につき3品まで持参可能(3品以下でも可)
②参加者のアレルギーに該当する食べ物、参加者が苦手な食べ物、魚の骨や貝の殻など口内を怪我する可能性のある食べ物、酒類の使用禁止


闇鍋開始!

今回は、
1.全員の食材を代表者(私)に渡す
2.代表者(私)がキッチンで闇鍋を作る
3.闇鍋が完成したら、リビングで待機している他のメンバーの元に持っていく
4.実食

という流れで進行します。

代表者である私だけは、実食前に食材を全て把握することができるのです。
これは非常に大きい。

鍋に何が入っているか分からない恐怖を味わわなくていいわけですからね。
予め具材が分かっていれば、実質ただの鍋と変わりありません。

いや~!こんな美味しい役割いただいてしまって申し訳ないな~!!


食材投入 友人A

まずは友人Aの食材を入れます。

友人Aが持ってきた食材は以下の3つ。

  • ラーメン

  • 甘納豆

  • ビスケット

ラーメンは分かりますが……他の食材は鍋に合うのでしょうか?

意を決して食材を投入していきます。

予めカツオ出汁を取っておいた鍋にラーメンを投入

「お出汁の香りだ~」
「めっちゃ良い匂いする!」
「普通に美味しそう」

別室で待機しているメンバーからも好感触。いい感じです。

続いて甘納豆とビスケットを投入

「えっなんか甘い匂いしない?」
「バナナみたいな匂いする」
「ワッフル入れた?」

途端に雲行きが怪しくなってきました。


食材投入 友人B

続いて友人Bの食材を入れていきます。

  • 冷凍餃子

  • ラーメン

  • ナタデココ

ラーメンが被った。
鍋の〆のラーメン美味しいもんね。分かるよ。

それにしても、全体的に中華料理屋みたいな品ぞろえですね。
闇鍋のことを中華料理だと思っているのでしょうか?

ナタデココだけ少し浮いていますが、実は食材を渡されたときに、友人Bから指示がありました。

「ナタデココを潰してシロップを抜いてほしい」

曰く、シロップを抜くことで刺身のような食感になるとのこと。
オモコロで着目されていた手法ですね。

ということで、1つ1つ潰してから投入。果たしてどうなるでしょうか。


食材投入 友人C

友人Cの食材はこちら。

  • ドレッシング

他のメンバーが3品持ち込んでいるところ、友人Cは2品で勝負。

後で聞いてみたところ、「前日の夜に残しておいたマックのポテトを入れようと思っていたけど、誰かに捨てられてしまった」とのことでした。
捨てた人が誰かは分かりませんが、我々の衛生環境を守ってくれてありがとうとお礼を言いたいですね。

ちなみに友人Cが持ち込んだドレッシングですが、後で試食したところめちゃくちゃ美味しかったです。
北海道銘菓で知られる六花亭のドレッシングとのこと。そんな良いもの闇鍋に持ってこないでよ。

マジで美味しかった

余談ですが、友人Cは闇鍋をする前に脱出ゲームへ行っており、その際に卵を受付に預けていたそうです。
追加でお金を払うと冷蔵の保管庫で預かってくれるとのこと。脱出ゲームってそんなサービスあったんですね。


食材投入 友人D

友人Dの食材はこちら。

  • 茶葉

  • 重曹

  • ベーキングパウダー

驚くほどお腹に溜まらなさそうなラインナップですが、これは一体……?

秘密は茶葉にありました。

実はこの茶葉、普通の茶葉ではなく、酸性かアルカリ性かで色が変わる特殊な茶葉だったのです。

重曹やベーキングパウダーは、鍋のpHを操作するための材料だったわけですね。

しかし、重曹やベーキングパウダーを鍋に入れたことなんてないので適量が分かりません。
とりあえず少量だけ入れてみましょう。

シャッ
シュワワワワ

うわあああああ!!

上の画像は状況を再現して撮影したものですが、実際は更におぞましい見た目をしていてマジでビビりました。

……というか闇鍋で視覚に訴えるギミック用意するなよ!!私以外分からないだろこれ!!!

ちなみに、友人Dが用意した茶葉のせいで鍋の煮汁は緑色になっていました。
つまりこの鍋はアルカリ性だったんですね。へぇ~。


食材投入 私(著者)

最後は私の食材を入れます。

  • 糸こんにゃく

  • カプセル

糸こんにゃくは、「プルプルした食感のものがあったら面白いかな」「麺みたいなものだし、〆としてもよさそう」と思い選出しました。
友人AとBがラーメンを用意していたために、麺が3つになってしまいましたが……

はちょっとしたギミックとして用意。
「鍋を食べようとして、冷たいものがあったらビビるんじゃないか」と思い採用しました。

そして異彩を放っているカプセルですが

手作りしました。作るの大変だった。
ちなみに中身はこんな感じです。

左から 本だし、パプリカパウダー、味の素、カイエンペッパー、ナツメグ

カイエンペッパー(唐辛子)は一つだけ用意したハズレ枠

ハズレを引いた人には食後に改めて赤い粉末の入ったカプセルを見てもらいます。
当然辛い粉末が入っていると警戒するでしょうが、残りの赤いカプセルは全てパプリカパウダー入り。全く辛くありません。

辛さに怯える参加者の前で、私が平然と赤いカプセルを口に含むことで、ビビらせようという魂胆です。

赤いカプセルに辛いものと辛くないものがあるとバレたら成立しないギミックですが、闇鍋なので自分の食べたカプセルの色は分かりません。
闇鍋の性質を活かした美しいギミックですね。


闇鍋完成!

ついに闇鍋が完成しました。

すごい見た目ですが、闇鍋においては関係ありません。
大事なのは味です。

早速食べてみましょう!

※ここからは、録音データを元に参加者の発言をお届けします※

「おかしい!汁気がない!!」
「怖いんだけど!箸が重い!!」
「なんか雑炊じゃない?これ…??」
「シルエットだけならカツ丼に似てる」
「食感がふわふわしてる……」

「ジャリジャリしてる……何これ……?」
「誰かスポンジ入れたわけじゃないのか」
「早く食べないと目が慣れて正体が分かってしまう気がして怖い」
「指が震えすぎて箸が進まない」
(カイエンペッパーを自分で引いてしまった……)

阿 鼻 叫 喚
我々はとんでもないものを作ってしまったのかもしれません。


おわりに

闇鍋。
ただ鍋の食材を持ち寄って作るだけなのに、部屋を暗くするだけで各々の本性が浮き彫りになる不思議な料理です。

とても盛り上がったので、是非皆さんもオフ会などでやってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、余ったカプセルですが、

ご飯にふりかけてみたところ、何とも食欲を失う見た目になったので、食事制限をしたい方にはオススメできるかもしれません。

それでは。


おまけ 食材について雑感

ラーメン
味は普通に美味しかった。
でも2玉は絶対必要なかったと思う。

甘納豆
そこまで存在感はなかった。
食べ進めている途中に甘納豆を挟むと一気に箸が進まなくなるので、個人的には一番厄介だった。

ビスケット
調理役の私が調子に乗って15枚も投入してしまったため、汁気を吸って大変なことになってしまった。
多分もう少し枚数が少なければもっと美味しかったと思う。

冷凍餃子
煮込んでいるうちに崩れてしまったため、食べている最中は存在を感じなかった。
後の方に入れてあげるべきだったのかもしれない。

ナタデココ
シロップが抜けきっておらず、噛みしめると甘い味がした。
「こんにゃくかと思って食べたら甘かった」と言っている人がいた。ウケる。


個人的MVP。卵のおかげで味がまろやかになり、食べやすさに多大な貢献をしてくれた。
見た目の醜悪さにも一役買ってくれた。

ドレッシング
全体の味にどの程度影響を及ぼしたのか不明。味付けはドレッシングとラーメンに付属していたスープだけなので、影ながら貢献してくれていたと思われる。

茶葉
味に影響はほぼ与えていないが、見た目が緑色になったのはこいつのせい。
おかげで料理下手のヒロインが作った鍋みたいな見た目になってしまった。

重曹
少量しか入れていないこともあり、あまり存在を感じなかった。
鍋がアルカリ性になったのは重曹のおかげかもしれない。

ベーキングパウダー
調理の際に私をビビらせてくれた忌まわしき食材。
友人Dは「私はパンを作りに来ました」などと供述していた。鍋だって言ってるだろ。


糸こんにゃく
ラーメン2玉と合わせたせいで、非常に食べ応えのある鍋になってしまった。
種明かしの際に「確かに食感があった!」と言っている人がいたので、意外と分かりやすいのかもしれない。


最後に入れたにも関わらず溶けて小さくなってしまい、存在感がなかった。
氷によって器が一部だけ冷たくなっていたことで、密かに不穏な雰囲気を与えていたことは後から知った。

カプセル
種明かし後、ナツメグ入りのカプセルを単体で食べた友人Bが「吐瀉物みたいな味がする!!」と叫んでいた。
カイエンペッパーを自引きしてしまったため、パプリカパウダーのギミックが腐ってしまい非常に残念。

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