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【オフ会】闇鍋のやり方

はじめに

先日、友人たちと闇鍋をやった。

やってみて分かったことだが、闇鍋は意外と考えることが多い。

「食材はどのくらい持っていけばいい?」
「暗い中でどうやって食材を調理する?」
「持ってきた食材を明かすタイミングはいつ?」

闇鍋の経験者なんて身近にそうはいないし、スポーツと違って正式なルールもないので調べようもない。
まさに暗中模索である。

そこでこのnoteでは、自分たちで闇鍋を実施した際に、どのような手順で進めたかまとめてみた。
これから闇鍋をやる方の参考になれば幸いである。

前提

我々が闇鍋を実施した際の状況は以下のとおり。

  • 参加者は5名。いずれもネットで知り合った友人であり、今回の闇鍋はそのオフ会にて実施した。

  • 実施会場はアパートタイプのホテル。キッチンとリビングが分かれており、扉で隔てることもできる。


闇鍋のルール

Discordにて打ち合わせを行い、以下のとおりルールを定めた。

①食材は1人につき3品まで持参可能(3品以下でも可)
②参加者のアレルギーに該当する食べ物、参加者が苦手な食べ物、魚の骨や貝の殻など口内を怪我する可能性のある食べ物、酒類の使用禁止
③食材については当日購入する時間を設ける予定としているが、運搬可能な食材であれば自宅から持参しても構わない。

また、当日になって新たにルールが追加された。

④持ち寄った食材は代表者1名が取りまとめ、食材の管理や調理は代表者が行うこと。

当初はリビングに鍋を出し、各自がその鍋に食材を投入していく流れを想定していたが、ホテルに到着した段階でIHコンロがキッチンに備え付けられており外せないことが発覚したため、急遽上記のルールが制定された。

代表者を選出することで感じたメリットは以下のとおり。

  • 食材を他の参加者に見られないよう管理する負担が軽減される。

  • 代表者がキッチンで調理し、残りの参加者がリビングで待機する形式にすることで、暗闇で調理することによる火傷などの怪我を防止できる。

  • 全体の食材を把握した上で調理することができるため、食材の量や塩加減等を適切に調整できる。

一方、デメリットも以下のとおり存在する。

  • 代表者は、他の参加者が選んだ食材を認識してから闇鍋に臨まなければならない。例えどのような食材が持ち込まれていようと投入しなくてはならず、実食の際も他の参加者との公平性を保つため少なくとも一口は食べる必要がある。

  • 調理が代表者に一任されるため、闇鍋の出来が代表者の料理センスに大きく左右される。

代表者を選出する形式を採用する場合、代表者には上記のリスクを伝えておく必要があるだろう。

ここからは、当日の流れを時系列に沿って記述する。

事前準備

食材の買い出しを行う。
移動中に適宜スーパー等に立ち寄り、各自食材を購入した。

持ち寄った食材を代表者に渡す。
希望する調理方法がある場合は、事前に代表者に伝える。
(我々の場合は、ナタデココを持参した参加者から、潰してシロップを抜いてから投入するよう事前に依頼されたため、そのように調理した)

冷蔵保存する必要のある食材は、ホテルの冷蔵庫に保管した。
この際、他の参加者から見えないように袋に入れて保管する等しておくといいかもしれない。
(我々はホテルに到着してからすぐに闇鍋を実施したため、他の参加者に見られる危険性は低く、特に袋に入れたりはしなかった)

調理~実食まで

鍋に水を入れて、お湯を沸かす。

水の量はおよそ1.2L。
お椀5つ分の鍋汁に必要な水分量に、蒸発したり食材が吸ったりすることで減る水分を考慮して概算した。食材にもよるが、もう少し多くてもいいかもしれない。

お湯が沸けたところで出汁パックを投入
持ち込まれた食材に味のするものがなかった時を想定し、最低限鍋として成立させるために用意した。
また、出汁を取ることで会場に出汁の香りが漂い、参加者のテンションを高めることができるため、単なる味付けだけではなく演出として作用することも期待できるだろう。

出汁が取れたら、いよいよ食材を投入する。
参加者はリビングで待機し、代表者のみキッチンで調理を行う

最初は少なめに食材を投入し、1周入れ終わったところで必要があれば徐々に足していく。
私は闇鍋の興を削ぎたくなかったため調理中に一切味見をしなかったが、美味しい鍋を作ることを目指すのであれば味見をしてもいいかもしれない。

可能であれば、食材をそれぞれ少し残しておくか、写真を撮影しておくことを推奨する。
食後に種明かしをする際、実物もしくは写真があった方がイメージしやすいためである。

闇鍋が完成したら、写真を撮影しておく。
後日参加者がSNSに投稿する際に使用することを想定している。食前の写真を撮影できるタイミングはここだけであるため、忘れずに撮影しておきたい。

写真撮影後、器に盛りつける。
鍋に入れたまま持っていってもいいかもしれないが、我々の場合は鍋敷きがなかったため、お椀に移してリビングに運んだ。

器に盛りつけたら、リビングで待機している参加者に完成したことを伝える。
参加者は目を閉じ、代表者が参加者の前にお椀を並べる。運ぶ際に転倒しないよう、部屋の電気はまだ消さないでおく。
参加者の前にお椀を運び終えたら代表者も席につき、部屋の電気を消す。

参加者に目を開けるよう伝え、実食する。

種明かし

実食し、盛り上がったところでそれぞれ持ち込んだ食材の正体を明かしていく。
我々は1人につき3品持ち込んだため、1つずつ発表する形式をとった。

頃合いを見て、部屋の電気をつける。
先ほど正体を明かした食材がキッチンに余っていれば、リビングに運び全員が見られるようにする。

以上が我々の実施した闇鍋の大まかな流れである。

食材を選ぶときの注意

最後に、実際に闇鍋をやってみて、食材を選ぶときに気をつけたいポイントがいくつか発覚したため、それ等を紹介したいと思う。

  • 生鮮食品を選ぶ場合、管理方法等について事前に検討しておく必要がある。会場までどのようにして運ぶか食材が余った場合はどのように処理するか生で食べた場合危険性はあるのか……不安であれば代表者と相談してもいいだろう。

  • 食材が余った際に持ち帰れるよう、個包装されている物や封を閉じられる物を選ぶか、あるいは輪ゴムやテープ等の袋を閉じられる物を用意しておくと便利である。

  • 当日に食材を用意する場合、買い出しに行ったスーパーに想定していた食材が売っていないこともある。もし想定している食材がどのスーパーでも売られているような一般的な食材でない場合は、予め第二候補を考えておくか、あるいは可能であれば事前に用意しておくといいだろう。


おわりに

闇鍋を実施した際のレポ記事も執筆した。
実際に闇鍋をすると、どのように盛り上がるか。参考までにご覧いただければ幸いである。

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