ゴルフ場を活用したワーケーション実証実験に行ってきました
はじめまして、フリーライターの保井友秀と申します。私は出版社時代にゴルフ週刊誌の編集部に在籍したことをきっかけに、独立してからもゴルフ雑誌やウェブサイトでゴルフの記事を書かせていただいております。
ただ、編集部に在籍していたときは「こういう記事を読者に伝えたい」と自分から発信できたのですが、今は編集部から依頼を受けた記事を書くのがほとんどなので、自分から情報を発信する必要性を感じていたところ、知人がnoteを使っているのを見て、自分も始めてみようと思った次第です。今回が初投稿になります。よろしくお願いいたします。
さて、今回お伝えしたいのはゴルフ場のワーケーション実証実験に行ってきた話です。ワーケーションとは「ワーク」(仕事)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワークを活用して働きながら、休暇を取る過ごし方です。その実証実験をゴルフ場で行うというので、9月23日(水)~9月25日(金)の2泊3日で参加してきました。
実証実験の舞台となったのは長野県のサニーカントリークラブ。私は今回、初めて訪れたのですが、昨年インタビュー取材した経営者の方から「サニーカントリークラブに行ったら、すごくいいところだった」と聞いていたので、ちょうどいい機会でした。
6ホールの練習専用コースと練習エリアを整備
サニーカントリークラブは1975年開場ですから、今年で45周年を迎えますが、その間に何回かのオーナーチェンジを繰り返してきました。2016年から東京の不動産会社がオーナーになり、27ホールだったゴルフ場のうち9ホールを閉鎖し、300ヤードのドライビングレンジとアプローチ、バンカー、パッティング練習エリアを新設しました。また、閉鎖した9ホールのうち6ホールを練習専用コースとして整備しました。
この練習施設の利用料金は平日3300円、土日祝4400円(いずれも税込みで、ドライビングレンジのボールが80球出てくるプリペイドカード1枚つき)なのですが、実証実験の参加者は特典として無料で利用することができました(ドライビングレンジのボール代は別料金)。この練習専用コースがめちゃめちゃ面白かったです。
元々、本物のコースとして使っていたところなので、パー3が2ホール、パー4が3ホール、パー5が1ホールという構成で、距離もしっかりあります。手引きカートもしくは担ぎで、営業時間内であれば回り放題。営業時間は平日8時~17時、土日祝7時~17時、最終受付15時です。
私は手引きカートで回ったのですが、6ホールを1周するのにだいたい1時間くらいでしょうか。それを2日目に4周、3日目に2周しました。計36ホールをプレーしたことになります。1日目の到着が夜だったのが残念で仕方ありません。
同じホールを6回ずつプレーしても、まったく飽きません。「前回はティグラウンドの左サイドから打ってラフだったので、今度は右サイドから打ってみよう」とか、「6番アイアンで打って大きかったから7番アイアンで届くか試してみよう」とか、本番に則した練習ができるのです。
ひとりゴルフが想像以上に楽しかった
それと、1人でゴルフをするのがこんなに楽しいんだというのも新たな発見でした。ゴルフネットワークで今、「ひとりゴルフ」という番組を放送しており、楽しんでいるプロと寂しがっているプロがいたので、自分はどっちだろうと思っていましたが、完全に楽しめる人でした。
普段、4人でプレーしているときは、いいショットが打てたときも「今のはうまく打てたな」ぐらいの感じなのに、一人だと「よしっ!」と思わず声が出てしまうぐらいうれしい気持ちになりました。
なんでこんなに気持ちの変化が出るのか、自分なりに考えていたのですが、4人プレーのときは打順を気にしたり、同伴競技者の打球の行方を気にしたり、ラインを踏まないように気にしたり、いろんなことを気にしているけど、1人だとまったく気にすることがないので、そのぶん開放感があるのかなと思いました。
この実証実験は9月下旬に第2回、10月上旬に第3回が実施された後、ワーケーションプランとして実際に導入されるかもしれません。個人的にはできるだけ多くの人に体験してもらいたいです。
「ところであなた、バケーションの話ばかりしているけど、ワークはしたの?」というツッコミが入りそうなので、期間中にウェブサイトの記事を1本執筆したことを最後につけ加えておきます。
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