弁護士業務とGoogleChrome(ショートカット編)
タブがめちゃくちゃ増える問題
Google Workspaceをがっつり業務で使っていると、少し困ることがある。
それは、GoogleChromeのタブがめちゃくちゃ増える問題である。
GoogleドキュメントもGoogleスライドも、開くと、GoogleChromeで新たなタブが開かれる。GoogleChromeのタブが開きすぎると、1つのタブが小さくなり、名前も表示されなくなる。
目当てのタブが、どこにあるのかわからなくなって、同じファイルをいくつも開いたりして、さらにタブが増える・・・
以上のような悪循環が頻発していた。
タブの開きすぎると、メモリをめちゃくちゃ消費してしまい、PCのパフォーマンスが落ちていることを実感することもあった。
なお、タブグループにする方法も試したが、わざわざ設定する手間が、相当面倒くさくて、全く定着しなかった。
ショートカットCtrl+Shift+Aを活用
最近、これを解決する画期的な方法が見つかったので、紹介する。
それは、Ctrl+Shift+Aのショートカットである(ちなみに一番左の『V』マークをクリックでも同じ)。
Ctrl+Shift+Aを押すと、タブ一覧とタブ検索窓が表示される。
このショートカットを活用することで、現在開いているタブを一覧になり、かつ検索することもできる。
さらに、現在開いているタブだけでなく、最近閉じたタブも探せるので至れり尽くせりである(間違って消してしまったタブも探すことができる。)。
これは本当に便利。最高に便利。ものすごくオススメである。
これを使い始めてから、無駄に同じタブを何度も開くことが少なくなる。
活用例その1
案件の作業中に、別の案件電話がかかってきた場合・・・
【案件A】について、Googleドキュメントで書類作成中。
【案件B】に関する電話がかかってきた。
【案件B】についてのGoogleドライブの中から、Googleドキュメントで作成している案件管理メモを確認し、対応を検討する。
【案件B】の書類をGoogleドキュメントで作成する。書類送付を事務局に指示し、【案件B】の作業終了。
Ctrl+Shift+A ➡ 開いているタブが一覧表示される。
↓キーで開きたいタブを選択し、Enterで、タブが開く。
【案件A】の作業再開
というように流れるように今までやっていた作業を再開できるのである。
ちなみに、直近で操作していたタブは一番上に表示されるので、この仕様もとても使いやすい。
活用例その2
特定の作業中に、調査のため、GoogleChromeで複数のタブを開いた場合・・・
Googleドキュメントで書類作成していたところ、関連する裁判例を調べたくなった。
GoogleChromeで、判例検索を行い、複数の裁判例を見つけたので、別々のタブを開いて比較検討できるようにした。
その中で、使えそうな裁判例を見つけたので、コピー
Ctrl+Shift+A ➡ 開いているタブが一覧表示される。
↓キーで開きたいタブ(Googleドキュメントのタブ)を選択し、Enter
Googleドキュメントが開かれるので、使えそうな裁判例の内容を張り付け。
というように、別のタブで開いている内容を、貼り付けしたいときにも有効である。
その他の個人的によく使っているショートカット
キーボードから手を放さずに操作をすると時短になるという本の影響もあって、そのほかにも、便利なショートカットは結構覚えている。
そのほかにも、chrome操作系だと、以下のものはよく使っている。
Ctrl+W(タブを閉じる)
Ctrl+Shift+T(閉じたタブを戻す)
Ctrl+T(新しくタブを開く)
Ctrl+L(chromeの検索窓を選択)
あと、若干使用頻度は落ちるが、たまに使うので、タブの切り替えのショートカットを以下のように設定している。
Ctrl+→、Ctrl+←
ちなみに、タブの切り替えについては、デフォルトのショートカットは、Ctrl+Tab、Ctrl+Shift+Tabで行う操作である。
しかし、個人的に、どっちで右なのか左なのか毎回わからなくなって毎回、大混乱していた(左のタブを選択したいのに、右のタブを選択する等・・・)。
そこで、Microsoft純正のアプリのPowerToysにて設定を変更している。
このソフトは、ダウンロードしないといけないが、Microsoft純正なので、安心である(出所不明のフリーソフトを入れるのは、セキュリティ上、非常に躊躇するところである。)。
なお、この設定だと、Googleスプレッドシートを操作のときに、横方向に複数のセルを選択する際に、干渉するが、利用頻度としてはタブ切り替えの方が多いので、これでよしとしている。
まとめ
ショートカットは一度覚えてしまうと、かなり便利である。
特に、今回紹介した、Ctrl+Shift+Aは、とてもオススメである。