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男性心理の一般論:男性が女性に求めるもの・されたくないこと

初めに:この記事を読むのに向いている人・書いた経緯や背景

【この記事を読むのに向いている人】
・男性の取り扱いが下手な女性
・男性をどう取り扱っていいかわからない女性

【この記事を書いた経緯や背景】
多くの女性から相談を受ける中で、ちょっとした男性心理を知っているだけで、起こさなくてよかった衝突を起こしてしまっている女性が多いことを知りました。

この記事でお伝えすることが、あなたの好きな人との関わりに少しでもお役に立てば幸い。

本文:(その1)男性が女性の求めるもの

男性が女性に求めるものは何だかご存知でしょうか?

男性も様々で、人によって価値観も違いますから、いろいろなケースがあるとは思います。
しかしながら、あえて一般化すると、これ(↓)です。

「男は、女性からヒーローとして扱ってもらいたい」

もちろん、「ヒーロー」といっても、大げさなものである必要はありません。
要は、頼られたいのです。

たとえば、「トイレの電球を変える」といった、ささいなことでも十分です。

これくらいなら、自分でやってしまえば済む話ですが、それをあえて、意中の男性に頼むと、その男性は嬉しくなります。
(注:頼み方には気をつけるべき点があるので、やみくもに頼めばよい、というわけではありません。後述します。)

価値観が多様化してきていると言われていても、「女性から頼られたい」というのは、オスの本能に根ざした欲求なので、男性はほぼ全員、持っています。
そして、実際に頼られると、このうえない喜びを感じます。

「ありがとう。あなたって、やっぱり頼りになるわ。」
「そんなことが軽々できるなんて、すごいわ。」
なんて言われた日には、「トイレの電球の入れ替え」程度であっても有頂天です。

本文:(その2)男性がやってもらいたくないこと

一方で、「男性にやってはいけないこと」も見てみましょう。

2つあります。

一つは、「責める」こと。
もう一つは、「複数のことを同時に頼む」こと。

これは「男女の違い」のせいなので、つい、女性がやりがちです。
でも、絶対にやってはいけません。

「男女の違い」というのは、たとえば、こんなこと(↓)です。

男性が女性に花をプレゼントしたとします。
その女性がその男性を嫌っているのでなかぎり、基本的に女性は喜んでくれますね。
そうすると、男性も嬉しくなります。

ここで、男のほうは次のように考えます。(基本、アホなので)
「花を一本プレゼントしたら、これだけ喜んでくれた。1点だ。
 ならば、花束100本プレゼントしたら、100点だから、もっと喜んでくれるだろう。
 そして、家をプレゼントしたら、1000点以上だから、もっともっと喜んでくれるだろう。」

こうやって、「次はもっとすごいものを、次はさらにもっとすごいものを」と考えて、そして、行動します。

「数より質」
というわけですね。

一方で、女性は違いますよね。

花一本も1点。
花束100本でも1点。
それこそ、家を買っても1点です。

「一気にドーン!」
というより、むしろ、
「小さくてもよいので、何度もプレゼントしてほしい」
と考えるのではないでしょうか。

女性は、
「質より数」
のほうが、どちらかというと大切なのではないかと思います。
(もちろん、だからといって、質をないがしろにしてよいわけではありません。)

ですから、女性は、自分がやってほしいことを男性がやってくれなかったときに、つい責めてしまいます。
「どうして、やってくれないの?」

すると、男性はあっという間に意気消沈です。

基本的に、男性は「永遠の5才児」もしくは「いつまでも小学生」なので、
「あんた!宿題やったの?」
「やろうと思ってたんだよ!言われたから、もう、やる気なくなった!」
という、「オカンとのやりとり」と何ら変わらないことが起きてしまいます。

そして、「やってはいけないこと」の2つ目。
「複数のことを同時に頼む」

これも男女の違いで、女性はマルチタスクが得意です。
男性は、マルチタスクはとても苦手です。

もともと、人間の脳は複数のことを同時に処理することに向いていません。

女性は、人類が何万年と続けてきた生活様式(家事や子育て)から、マルチタスクに対応できるよう身を進化させてきましたが、男性は変わらずマルチタスクができないままです。

もちろん、仕事など、トレーニング次第で男性でもマルチタスクができるようになりますが、もともと苦手なので、できればやりたくありません。

ですから、女性が、男性をヒーローにするべく、何か頼むときは、決して複数のことを同時に頼んではいけないのです。

たとえば、「トイレの電球の入れ替え」を頼むときに、女性自身であれば、
「あ!トイレは玄関のほうだから、ついでにゴミ捨てもやっておこう」
と考えますが、それを男性に頼むと、とたんに男性は面倒くさくなって、やりたくなくなります。

女性からすると、
「え?そんなこともマルチタスクになるの!?」
ということに対しても、面倒臭さを感じます。

例を挙げると、男性がテレビを見ているときに何かを頼んではいけません。
「テレビ視聴」vs「頼まれごと」
の2つがすでにマルチタスクです。

頼むなら、
「男性がテレビを観終わって、明らかに何もしていないときに頼む」
か、もしくは、
「『ねえ、テレビ観ているところ、ごめんね。観終わってからでいので、トイレの電球の交換、お願いできないかな?」
とマルチタスクにならないように頼みます。

さらに、「電球交換」と「ゴミ捨て」のように複数の選択肢があるなら、
「少しでも難易度の高いほう」
を頼みます。

「誰でもできること」
や、
「誰もがやりたくないこと」
を頼んでしまうと、
「なんだよ、おれをパシリにすんなよ。」
と反発しかねいのでご注意ください。

ちなみに、
「誰でもできること/誰もがやりたくないこと」
を頼むときは、
「ごめんね。私、今、ちょっと体調が悪くて…。」
と、「そのとき頼まざるを得ない理由」を添えてあげると効果的です。

まとめると、男性は女性から頼まれごとをするのは好きですが、頼まれごとがマルチタスクになると、さきほどの「ヒーロー欲求」は満たされることはなく、むしろ、マルチタスクを生み出してくる女性に対して、
「なんでもかんでも、おれに押し付けやがって。それくらい、自分でやれよ。」
と、女性を「面倒な存在」とみなすようになるのです。

余談:「あげマン」「さげマン」について

余談ですが、「あげマン」「さげマン」という表現がありますね。

これは、「その女性とのセックスのせいで運気が上がる/下がる」という話ではなく、上記のことが影響しているんですね。

いわゆる「あげマン」の女性は、男性の扱いが上手です。

男性をヒーローにして、褒めて、感謝の意を表す。
何か頼むときは一つずつ。
もし、頼んだことがやられなかったとしても、責めたりはしない。

そんな女性がパートナーであれば、男性は俄然、やる気がでます。
仕事を頑張るでしょうし、セックスも頑張るでしょう。

パートナーとのセックスが楽しければ、男性ホルモン・テストステロンの分泌もさらに促されますから、ますます仕事もがんばるようになって、好循環が生まれます。
当然、結果に結びつくことも増え、出世したら収入が上がったりしていきます。

これが「あげマン」の正体です。

「さげマン」はその逆ですね。

頑張ってもそれを褒めてもらえず、やらなかったことに対してばかり責められる。
そんな女性がパートナーだと、男性からすると搾取されているだけにしか感じませんから、
「誰がお前のために頑張るものか!」
という心境になり、それが行動に現れ、そして、頑張らなかったことをさらに責められる。
悪循環ですね。

余談が長くなってしまいました。


「男性心理の一般論」を述べると、こんな感じですが、伝わりますでしょうか。
この記事でお伝えしたことが、あなたの好きな人との関わりに少しでもお役に立てば幸いです。

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